"おいない"の京都最新情報

[今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

得浄明院:「お戒壇巡り」・特別公開
 東山区の得浄明院で春の特別公開が行われている。境内ではアヤメ科のイチハツ約二〇〇株が見頃を迎えているほか、本堂下に造られた明かりのない戒壇を歩む「お戒壇巡り」があり、多くの参拝者が訪れている。
得浄明院は善光寺大本願(浄土宗大本山長野市)の京都別院。イチハツの開花に合わせて特別公開を行っている。
「お戒壇巡り」では暗闇の中を壁伝いに歩く。本尊の一光三尊阿弥陀如来とつながっている錠前に触れると、阿弥陀如来の功徳を授かることができるという。
特別公開は五日まで。拝観料五〇〇円。
 
二条城:清流園内の香雲亭でお茶を楽しむ「市民煎茶の会」
 ★中京区・二条城清流園で五月三日から各流派による「市民煎茶の会」が始まった。
煎茶の会は毎春実施され、今年で六十三回目。  
新緑の美しい庭園を眺めながら、煎茶各流派の御茶席を楽しめる。
五月三日 玉川ぎょくせん遠州流えんしゅうりゅう,皇風煎茶禮式こうふうせんちゃれいしき
五月四日  泰山流たいざんりゅう,賣ばい茶さ本流ほんりゅう
五月五日、瑞芳菴流ずいほうあんりゅう,小川流おがわりゅう
煎茶六流派が五日まで三日間、普段は公開していない香雲亭と和楽庵で点前を披露する。茶席券 一枚 二〇〇〇円
一席につき約二十人の参加者に、家元と弟子が流派のいわれや軸、花を説明した。
観光客や市民が初夏のさわやかな風を感じながら煎茶の香りを楽しみ、若葉がまぶしい庭園を眺めながら、優雅なひとときを過ごした。
当日は国宝の二の丸御殿、狩野派の襖絵、二の丸庭園も公開中です。
拝観料 大人 五百円。 別途 一食 五百円が必要。
  【京 の 季 節 の 花 だ よ り】
 
三室戸寺:「鮮やかな花を咲かせたツツジ」
 ★花の寺として知られる宇治の三室戸寺ツツジが開花し、見頃を迎えた。ピンクや紫、白色の鮮やかな花が境内の庭園を彩っている。
庭園には丘陵の地形を生かして約二万株のヒラドツツジが植えられている。例年よりも咲き始めが遅れたが、大型連休中は満開になるという。
訪れた人たちは、新緑を背景にツツジの花の間を縫うような小道を巡り、写真撮影をしていた。
      [葵 祭シリーズ]
 
葵祭・下鴨神社:「御禊の儀」2013年
 葵祭のヒロイン、斎王代が祭りを前に身を清める行事「御禊(みそぎ)の儀」が四日、上賀茂神社であった。
見物客たちは、みやびに儀式を行う十二単(ひとえ)姿の斎王代に見入っていた。
フタバアオイを髪に挿した斎王代が朱色の楼門をくぐり、御手洗(みたらし)川をまたぐように建てられた橋殿(はしどの)(国の重要文化財)に入った。おはらいを受け、橋殿の北端に進んですっと両手を伸ばし、神職から川でくんだ水を手にかけてもらって身を清めた。
御禊の儀は、葵祭の前儀として一九五六年に創設され、下鴨、上賀茂両神社で隔年交代で行われる。上賀茂神社では、通常は御手洗川に手を差し入れる。
 
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八大神社:「例祭・神幸祭」
 宮本武蔵一乗寺下り松で決闘する直前にお参りした神社が、ここ八大神社です。
宵宮祭では六色の大風流花笠が氏子地域を巡行。 夜八時時頃には、神社から下がり松にかけてかがり火が焚かれます。

神幸祭では、御輿、重要文化財の剣鉾などが巡行。
車などが一乗寺一帯の各町から出発し、十五時頃から八大神社に集まります。
氏子域が広いため、午前中は白川通りより西側、午後は東側を巡行します。

石清水八幡宮:「夜間特別拝観」
 ★八幡の石清水八幡宮で四日夜、特別拝観「石清水灯燎華(とうりょうか)」が行われる。
国宝の本殿や樹齢七〇〇年と言われるクスノキが柔らかな光に浮かび上がり、境内は厳かな雰囲気に包まれた。
特別拝観は本殿や参道、エジソン記念碑を灯籠などで照らし、茶席も設ける。所蔵文化財の特別展示もあり、本殿で掛け軸「僧形八幡神像」一幅を公開するほか、清峯殿で「戦国武将の八幡信仰展」と題し、重文の戦国三大武将の朱印状や禁制などを並べる。
午後七時~九時。特別展示の参観は有料。