"おいない"の京都最新情報

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伏見稲荷大社:「水口播種祭」2017年335
 伏見稲荷大社で豊作を祈る水口播種祭が行われた。
すげがさにあかねだすきの早乙女姿の人たちが、神田に種もみをまいた。境内北側にある広さ約三三〇平方メートルの神田の一角で行われた。信者の男女十五人が、神楽の演奏される中、桜の花びらが浮かぶ水面に種もみをまいていった。この種もみから育った苗を、六月の田植祭で植え、十月の抜穂祭では約一五〇キロのコメの収穫を見込んでいる。

伏見稲荷大社:「水口播種祭」2017年
 
虚空蔵法輪寺:「十三まいり」の寺
 ★数え年十三歳を迎える子どもたちの健やかな成長を祈願する「十三まいり」(京都織物卸商業組合主催)が十三日、西京区嵐山の虚空蔵法輪寺であった。
春の陽気の下で着物姿の子どもたちが家族とともに参拝し、学業成就などを願った。
十三まいりは、知恵を授ける虚空蔵菩薩(ぼさつ)にお参りする行事。
頂いた知恵をなくさないよう、帰りの渡月橋では振り返らずに渡りきらなければならない、との言い伝えがある。
十三参りの始まりは、空海室戸岬の洞窟(御厨人窟)に籠もって虚空蔵求聞持法を修したことにより飛躍的に記憶力が増したことから、数え年十三歳を迎えた(少年は昔の元服時期にあたり、少女は個人差はありますが、初潮を迎える時期に合致。)少年・少女が、これまで健やかに成長できたことへの感謝とともに、これから益々知恵と福徳を授かる為に、広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩(虚空蔵菩薩)に参拝する行事です。虚空菩薩とは、十三番目に誕生した智恵と福徳を司る菩薩と言われています。別名:知恵詣り・智恵もらいとも呼ばれています。

春:三月十三日から五月十三日(四月十三日を中日とした一月間)
秋:一〇月から十一月

虚空蔵法輪寺:十三詣り