"おいない"の京都最新情報

[今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事] 

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★北区・今宮神社の摂社・疫社の祭礼「やすらい祭」は、毎年四月第二日曜日(今年は九日)に今宮神社・玄武神社・川上大神宮の賀茂の三神社で一斉に行われる。
やすらい祭は桜の花を愛で、落花を惜しんで、病魔を退散させ、五穀豊穣を祈願する花鎮めの祭礼。紫野や上賀茂地域で民衆の平安を祈る。

平安時代、花の散る頃に疫病がはやり、これは疫神が花とともに飛散するためと信じて花の精を鎮め、無病息災を祈願したことに始まる、「やすらい花」とも呼ばれる。
京都三大奇祭の一つで、鬼を従えた行列が、笛や太鼓の音に併せて踊り歩く。
「いんやすらい花や」「ヨーホイ」の掛け声とともに、赤熊(しゃぐま)を振り乱して鬼たちが舞います。そして、笛、鉦、太鼓にあわせて行装の一団が囃し、花に宿る精霊が悪霊を誘いだし朱色の花傘(風流傘)に閉じ込めながら各町内を練り歩きます。
この傘に入ると魔よけになるといわれ、一年の無病息災を願った。 
 

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★北区・上賀茂神社で四月九日、優雅な雰囲気の中で行われる、平安時代の雅の世界を再現する「賀茂曲水宴」が催される。
曲水宴の起源は中国・周代で、もともと三月の「上巳日」に水辺に出てみそぎ・はらいを行ったとされる。
曲水宴は、中国から伝わり、平安時代に宮中や貴族の間で盛んになった
上賀茂神社でも一一八二(寿永元)年に初めて行われた。

約五百坪の美しい庭園・渉渓園での宴は、平安の雅びを今に伝える。
平成六年皇太子殿下御成婚・平安建都千二百年・上賀茂神社第四十一回式年遷宮の際、奉祝記念事業として「賀茂曲水宴」が復活した。
境内の庭園「渉渓園」を流れる小川の流れに合わせて即興で和歌を詠む。
 
始めに昨年、斎王代を務めた女性が今年の歌題を発表。
続いて、衣冠や華やかな女房装束に身を包んだ、六人の歌人が、鳥型の杯「羽觴(はしょう)」が小川を流れる間に、歌を短冊にしたためた。
雅楽が流れ、香をくゆらせた庭園で繰り広げられる優雅な遊び。冷泉家時雨亭文庫の披講や裏千家による野点席が設けられる。
『かもぜんざい』の無料接待がある。(なくなり次第終了)

  
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★満開の桜のなか江戸時代初期に名をはせた京都島原の名妓として名高い・二代目吉野太夫をしのぶ「花供養」が四月九日、北区・常照寺で営まれた。
約三百㍍離れた源光庵前から午前十時二十分に出発して吉野太夫の墓のある常照寺までを、鼈甲のかんざしに赤い着物を身に付けた三人の島原太夫たちが、禿とともに傘持ちなどを従え、高下駄を履き「内八文字」という独特の歩き方で優雅に進む、華やかな太夫道中が行われ、吉野太夫の墓に詣でる。参道の両脇を埋め尽くす吉野桜が見もの。
境内では、太夫による野点席をはじめ煎茶などの茶席が設けられ、舞や胡弓の演奏など諸芸能が奉納される。
二代目吉野太夫は、島原の前身である六条三筋町の太夫で、書画や和歌など文芸に秀で、「寛永の三名伎」の一人とうたわれた。信仰心が厚く、常照寺を開いた寂照院日乾上人に帰依した。多額の私財を投じて「吉野門・赤門」と呼ばれる朱塗りの山門を寄進したことから、毎年この時期に営まれている。

 
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伏見区真言宗醍醐派総本山・醍醐寺で毎年四月第二日曜日(今年は九日)、豊臣秀吉の「醍醐の花見」にちなんだ「豊太閤花見行列」が行われる。
醍醐は平安時代から桜の名所で知られ、世界文化遺産醍醐寺境内には千本の桜が咲き誇る。
慶長三(一五九八)年春三月十五日に、畿内から七百本の桜を集めて植え、三宝院の建物と庭園を造り、盛大な宴を開いた。
豊臣秀吉が秀頼や北政所淀君、諸大名ら総勢一〇〇〇人を集めて、盛大な花見の宴を開いた故事をもとに、当時の威容の再現を、と一九五一年から始まった恒例行事。
太閤役を先頭に、桃山時代の装束をまとった約二百人の行列が、三宝院唐門を出発、ほら貝などの音色に合わせながら、桜の馬場の桜並木など約一千本が咲き競う境内を金堂なでをゆっくりと練り歩き、特設舞台の舞樂・狂言の観賞や野点を楽しむなど、桃山時代の花見絵巻を今に甦らせる。

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★東山・清水寺舞台の北隣にある恋の神様・地主神社では、四月九日(日)縁結びを祈願する恒例の春の行事、古来より謡曲や詩歌などで知られた地主権現の「さくら祭」が開かれる。
また有名な一本の木に一重、八重の両方の花を咲かせる「地主桜」は、平安時代嵯峨天皇がその美しさに車を戻して眺めたという故事から、「お車返しの桜」とも言われる。

明治時代初期に枯れ、いったん途絶えたとされるが、一九六二年に同神社に再び移植され、毎年花を付けている。付近では最も遅く開花し、黄桜と共に見応え充分です。
平安時代にちなんだ神事では、本殿に白川女姿による地主桜の枝の献花・献茶や、地主桜を題材にした謡曲「田村」「熊野」の奉納後、俳句の朗詠や縁結び祈願などが行われます。参拝者全員に平和開運御守りが無料で配布されます。

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 松尾大社・中酉(ちゅうゆう)祭
酒造りの祭で、社務所の裏を御手洗川という渓流が流れておりこの近くに霊泉があります。
酒造家はこの水を酒の水として造り水に混ぜて使います。一般には延命長寿、よみがえりの水として有名です(松風苑内)。
酒造りの神にちなみ楼門前南側にお酒の資料館もあります。中酉祭は、「醸造感謝祭」とも呼ばれ、酒は古来卯の日に作り始め、、酉の日に酒造りを終えるという習わしから生まれた祭りです。

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