"おいない"の京都最新情報

  [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 
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今年も京都の春がやってくる。
第百四十五回 「都をどり」、四月一日より開幕

都をどりは、明治維新の東京遷都に伴い開かれた博覧会の「附博覧」として明治五年(一八七二)に創演され、今年で百四十四回の年輪を刻んで来ました。
都をどりはヨーイヤサー」のかけ声と共に春の到来を華やかに告げる古都の風物詩。
出し物は、その年の干支や記念にちなんだ京舞で、井上流家元・井上八千代さんの振り付けで踊られます。
幕が上がると、「都をどりはヨーイヤサー」の挨拶を兼ねたかけ声とともに、上手と下手の舞台両側の花道から、振り袖に花うちわを手にした芸舞妓二十名が、次々に艶やかに登場。
今回の演目は春秋座の場所にちなんだ「洛北名所逍遥(そぞろあるき)」。貴船の川床鞍馬山の牛若丸の伝承などを題材に計六景を披露する。フィナーレは、洛北から歌舞練場に場面が移り、しだれ桜を背景に総踊りで締めくくる。
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【2017年の演目】「洛北名所逍遥(そぞろあるき)」。 全六景
第一景: 置歌(銀襖)-長唄-
第二景: 貴船川床納涼(貴船川)別踊長唄-
第三景: 鞍馬山牛若兵修行(鞍馬山)-別踊 浄瑠璃-
第四景: 圓光寺錦紅葉(圓光寺)-長唄-
第五景: 寂光院懐旧雪(寂光院)-別踊 長唄
第六景: 甲部歌舞練場盛桜(甲部歌舞練場庭園)-長唄-
期 間 四月三十日まで  
会 場 京都造形芸術大の劇場「春秋座」
開  演 十三時〜、十四時四十五分〜、十六時半〜
観覧券 四千八百円 (茶券付特等指定席)・三千六百円(一等指定席)

祇園甲部歌舞練場は耐震工事に向け休館中のため、今年は京都造形芸術大学の春秋座での公演となりますが、期間中は歌舞練場の庭園を特別公開します。
庭園の入場は有料ですが、公演チケットがあれば無料となります。
 
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  ★宮川町の舞踊公演「第六十八回京をどり」が四月一日から十六日まで、宮川町歌舞練場で行われる。
芸舞妓六十人が出演し、今回は「月華抄一新版竹取物語一」の演題で全九景が披露される。
月をテーマに、竹取物語なども織り交ぜながら、ドラマチックで華麗な舞踊絵巻を披露する。
内容は、第一景から第四景までは、竹取物語。竹林に月の光が差し込み、一本の竹の根本が輝き美しい女人たちが現れる場面から始まる。その他にも、あでやかな黒紋付姿の芸妓衆による第五景:「百年の寿」やかっての港町のにぎわいをダイナミックに表現した第六景:「風流宮津節」など雅な郡舞など見どころ満載。第八景では金閣寺など京都の名所を舞で表現する第八景:「名花の花舞」、第九景では夕闇にかかる京の月を背景に、芸妓、舞妓たち総踊りの宮川音頭で華々しくフイナーレを迎える。
料金 一等席券 四二〇〇円、   一等席券・茶券付  四八〇〇円
         二等席券 二二〇〇円、   二等席券・茶券付  二八〇〇円

 
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 左京区百万遍の浄土宗大本山知恩寺で一日、「春の特別公開」が始まる。
御影堂や釈迦堂など九棟が重要文化財に指定されたことを記念し、内部を公開する。寺に伝わる中国・元時代の「蝦蟇鉄拐(がまてっかい)仙人図」(重文)も展示する。
知恩寺はかつて相国寺上京区)付近にあり、江戸初期に現在地に移った。九棟は境内の荘重な雰囲気を形成し、近世浄土宗寺院の特徴を理解する上で歴史的価値が高いとして今春、重文に指定された。
特別公開では、通常非公開の釈迦堂や阿弥陀堂の内部が拝観できる。いずれも天井が高く、「塼(せん)」と呼ばれるれんが敷きで禅宗様式の特徴を持つ。蝦蟇鉄拐仙人図は絵師顔輝の作で、道教の仙人が写実的に描かれた縦一メートルを超す一対の傑作。弁財天が描かれた仏涅槃図(重文)や、快慶作と伝わる阿弥陀像なども並ぶ。
特別公開は三日まで。拝観料千円。

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伏見稲荷大社・献花祭
池坊社中の奉仕により、神前に花を供えて華道隆昌を祈ります。