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 仏教の祖、釈迦が亡くなった日とされる十五日、東山区清水寺経堂で涅槃図の公開が始まった。
釈迦の入滅を狩野派の画家山口雪渓(一六四三~一七三二年)が描いた図で、参拝者たちはじっくり見入ったり、手を合わせたりして遺徳をしのんだ。
涅槃図は、縦約三・九メートル、横約三メートル。満月の夜に沙羅双樹(さらそうじゅ)の下に横たわる釈迦を、弟子や動物が取り囲む様子が描かれている。
午前九時ごろに僧侶たちが釈迦三尊像の隣に掲げられた涅槃図の前で読経し、紙製の花をまく散華を行って釈迦の遺徳をたたえた。同日は、「りょうけいさん」と親しまれた大西良慶貫主の命日でもあり、追善法要が営まれた。
涅槃図の公開は二十一日までの午前九時から午後四時まで。自由に拝観できる。