"おいない"の京都最新情報

[今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

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 上賀茂神社では毎年一月十四日に、「御棚会」が行われる。
三段で一畳程の棚に、山海の珍味を盛り、神様に捧げます。
四人の白丁(はくてい)が棚を担ぎ、玉橋~楼門~中門~斎庭と移動して運び,神事を行い、その後境内の各摂社に献饌してまわります。
 
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 伏見区・日野の法界寺で一月十四日夜、寒中の伝統行事「修正会裸踊り」が行われた。
厳しく冷え込んだ境内で、下帯姿になった男達が「ちょうらい(頂礼)、ちょうらい」と勇壮に叫んで体をぶつけ合う。
元旦から二週間、薬師堂で五穀豊穣・天下太平を願って厳修してきた修正会の最終日の行事で、江戸時代中期から続くとされる。
薬師堂(本堂)で僧侶たちの読経が厳かに響くなか、下帯姿の十六人の子供達や成人男六十名ほどが国宝・阿弥陀堂を駆け抜けて登場。
寒の入りの一番寒い底冷えの時期だけに、その寒さを吹き飛ばす勇壮な踊りは、頭の上で力強く両手を打ち鳴らし、井戸水を浴びた男たちが激しくもみ合って踊ると、体からは白い湯気が上がり、境内は熱気に包まれた。
日野薬師や乳薬師の呼称でも親しまれ、下帯は安産祈願の腹帯として信仰を集める。安産・授乳の神様で、裸踊りのふんどしは安産の腹帯として人気がある。裸踊り終了後まかれる「牛王札」も人気で、取り合いになります。
 
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