"おいない"の京都最新情報

2016年 12 月 24 日(土)
    

 [京 の 季 節 の 花 だ よ り]
 
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 上京区北野天満宮境内で梅が咲き始め、紅白の愛らしい花々がほのかに春の香りを漂わせている。
境内には約一五〇〇本の梅が植えられており、例年は十二月下旬から一月初旬にかけて早咲きが開花する。今年はすでに、境内北側にある「雲竜梅」が、二~三センチほどの白い花二〇輪ほどを咲かせた。今月初めから膨らんでいたつぼみが二〇日に開き始め、今週半ばの暖かさで一気に開花が進んだという。
   2016年 12 月 25日(日)

             [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 
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 ★新年を前に、浄土宗の宗祖・法然上人の木像のほこりを落とす「御身拭(おみぬぐい)式」が二十五日、東山区知恩院で行われた。
集会(しゅうえ)堂に集まった修行僧や檀(だん)信徒、市民ら約八〇〇人が木魚を鳴らし、読経する中、僧侶がお香で清めた絹布で丁寧に像を拭き、今年の無事に感謝した。
江戸時代から三五〇年以上続く伝統行事。一年間のうちに、僧侶や参拝者の心に、知らず知らずのうちにたまった罪を除くという目的もある。
午後一時、僧侶四人が黒光りする法然像を、堂内の宮殿(くうでん)から金色の輿(こし)に乗せて慎重に運び出した。マスクで口を覆った伊藤唯真門跡らがゆっくりと像の前まで進み、真っ白な布を顔や体にそっとあてて拭いた。
 
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 ★京都の一年を締めくくる縁日「終(しま)い天神」が二十五日、上京区北野天満宮であった。
家族連れが正月飾りなどを買い求め、境内は一足早い迎春の雰囲気に包まれた。
天満宮の祭神・菅原道真の誕生日と命日にちなみ、毎月二十五日に開かれる縁日は「天神さん」の愛称で親しまれている。年の瀬の終い天神には例年約十五万人の参拝者が訪れる。
参道には骨董品や古着、園芸品など約千軒の出店が軒を連ねた。しめ飾りや来年のえと・とりの置物、ハボタンなど正月用品も並び、訪れた人々は店主との会話を楽しみながら品物を吟味していた。
 
      2016年 12 月 26日(月)
    
 [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 ★初詣の参拝者が西日本で最も多いとされる伏見区伏見稲荷大社に二十六日、新年に備えて、巨大なしめ縄が張られた。
大しめ縄は長さ約八メートル、直径約〇・二メートルで、重さは六〇キロあるという。同大社の祭神で五穀豊穣(ほうじょう)の稲荷大神にちなみ、穂が付いたままの稲の房が五十四本垂れているのが特徴。毎年、南丹市美山町の農家が奉納している。
午後一時に神職や神楽女たちが作業を始め、高さ約四メートルの本殿の梁(はり)にしめ縄を掛け、ウラジロとユズリハ、白色の和紙で作った紙垂(しで)を付けて完成させた。居合わせた参拝者たちが、お稲荷さんの迎春準備を見守った。大しめ縄は一月十四日まで本殿を飾る。
 
  2016年 12 月 27日(火)
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 ★浄土宗総本山の知恩院京都市東山区)で二十七日、「除夜の鐘」の試し突きが行われた。
僧侶が掛け声とともに綱を引くと、境内や東山のふもとに重く低い音が響き渡った。
境内南東の大鐘楼(重文)では、僧侶約三〇人が念仏を唱えた後、橦木(しゅもく)につながる太い親綱や細い子綱を交代で手にした。親綱を握る僧侶は「えーい、ひとーつ」の掛け声を発し、体をのけ反らせて突いた。参拝者らはダイナミックな動きに圧倒されながら見入っていた。 知恩院の鐘は一六三六(寛永十三)年に造られた。除夜の鐘は三十一日午後十時半すぎから、平穏な世を祈って一〇八回打つ。
 
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