2016年 12 月 14 日(水)

   [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

法住寺:「義士会法要」.JPG

東山区三十三間堂境内、後白河上皇が造営した法住寺には忠臣蔵大石良雄が仇討ちの祈願をした身代わり不動が祀られており、四十七士の木像を安置する。
毎年十二月十四日の討ち入りの日に義士をしのんで「義士会法要」が営まれる。
境内では、討ち入りそばの接待、書院では宮川町の舞妓のお点前による茶会が行われ、本懐を遂げて散った義士たちの思いをはせる。

山科義士祭475.jpg

元禄十五年(一七〇二)十二月十五日、午前三時半ころ、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りしました。
それから三〇〇年。『山科義士まつり』は、大石内蔵助がお家再興の運動や吉良上野介討ち入りを決意する間、この地に隠棲した史実にちなんで大石内蔵助を偲んで昭和四十九年から始められた祭りです。
赤穂義士が討ち入りを果たした十二月十四日、大石内蔵助が討ち入り前に山科の地に隠せいしたとされる、ゆかりの山科区一帯では四十回目となる「山科義士まつり」は、区民が時代装束の義士の衣装に身を包み四十七士らの行列約二百人がまちを勇壮に練り歩き、「忠臣蔵」の世界へいざなった。
毘沙門堂で出発式をしてから瑞光院(同士が毎月十四日に参拝、密議を行った場所で、討ち入り後に切腹した赤穂義士四十七士の遺髪塔がある)・山科区役所・岩屋寺(良雄らの遺品の公開)と義士列を、最後の勝ちどきを上げる大石良雄を祭神として祀った大石神社(大石良雄彼の手紙や掛軸、四十七士の屏風などの名品を宝物殿で鑑賞できます)まで当時を思い出して雄々しく練り歩き、忠臣蔵の勇壮な雰囲気が年末の京都の風物詩として漂った。

保津川下り:「お座敷暖房船」2013年480.jpg

亀岡市京都市右京区嵯峨嵐山地区を結ぶ保津川下りで、冬仕様の「お座敷暖房船」が運航されている。
山々が霧に包まれた情緒ある風情のなかを進んでいる。
保津川遊船企業組合(亀岡市保津町)によると、四季を通じて運航しているにもかかわらず、京都市内の人たちにさえ冬場は運休だと誤解されがちだという。このため、雪景色や水墨画のように幻想的な渓谷美など魅力のPRに近年は力を入れている。
船は、通常のベンチシートを外して平面に変わり、水面に近い低い視点から景色を眺めることができるようになった。透明シートやアクリル窓で覆われ、石油ストーブも設置されたため、上着を脱ぐ人が多いほど暖かいという。
竿(さお)、櫂(かい)、舵(かじ)の三人一組で操船する船頭にとって、風の抵抗を受けやすいため、風が強い日に四人、五人へ増員するなど高度な技に触れる絶好の機会にもなる。
三月九日まで。午前一〇時、十一時半、午後一時、二時半に定期運航。


  2016年 12 月 20 日(火)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事] 

東西本願寺:「すす払い」 2016年.jpg  

真宗大谷派の本山・東本願寺で二十日、新年を前に「すす払い」が行われた。門徒らが割り竹を手に一斉に畳をたたくと、一年間に堂内にたまったほこりが舞い上がった。
僧侶や門徒約一四〇人が参加した。世界最大級の木造建築物「御影(ごえい)堂」では、ほおかぶりにマスクをした参加者が、長さ約一メートルの割り竹で畳をたたいた。堂内に「パンパン」という音が響きわたると、ほこりが舞い、もやがかかったようになった。ほこりは、半畳ほどの大うちわで、堂外へあおぎ出した。
終了後、大谷暢顕門首が巨大な竹ぼうきを使って「寿」の字を宙に書き、迎春準備を整えた。
※すす払いは、近くの西本願寺でも行われた。今年は「伝灯奉告法要」開催のため御影堂、阿弥陀堂にいすを配置しており、規模を縮小して行われた。

丹波町下山・尾長野神社:「大しめ縄つくり」06'
★新春を迎えた八坂神社(東山区)の本殿を飾るしめ縄作りが二十日、京・丹波町下山の尾長野地区で行われた。
氏子たちが長さ三・五メートルの縄三本を威勢良くねじり上げ、太さ七十センチの大しめ縄を作り上げた。

同地区にある八坂神社の分社「尾長野神社」が、一九七〇年から毎年、近くの「神撰田」などで収穫した米を奉納。一九七〇年から地元産の稲わら約百キロを使って、大小十四本のしめ縄を作り奉納している。
氏子たちはお田植え祭で植えた稲のわらを使い、中央付近が華やかに太くなるよう気を配りながら、稲わらの束をきつく編み込んだ。同じ長さの三本を氏子総出で持ち上げ、豪快にねじり、フジのつるで両端を結んだ。大しめ縄と長さ二メートルの中しめ縄を三本ずつ
作った。仕上がったしめ縄は二十三日に奉納され、二十七日、二十八日に祇園・八坂神社本殿に飾られ、お正月を迎える。 
 

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