"おいない"の京都最新情報

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★京都嵐山花灯路
 
 京都市嵯峨嵐山地域を光で彩る「京都・嵐山花灯路2016」の試験点灯が七日行われた。
暗闇に照らし出された渡月橋や「竹林の小径(こみち)」に、観光客らが感嘆の声を上げていた。
嵐山花灯路京都府や市、京都商工会議所などでつくる同推進協議会が主催し、一帯を投光器や約二五〇〇基のあんどんでライトアップする催し。十二回目の今年は、嵐山商店街の「月橋渡(つきはしわたる)」など同地域のゆるキャラを題材としたスタンプラリーや、市内の夜景を一望できる「嵐山モンキーパークいわたやま」の夜間入園(土日のみ)も実施される
 
 
★十三詣りの“虚空蔵さん”で名高い嵐山の法輪寺は、手芸・芸能上達の守護神として信仰され、十二月八日、全国から集まった家事や仕事で使い古した針に感謝する「針供養」が営まれる。
参拝者は二枚重ねた縦三十㌢、横五十㌢の分厚いこんにゃくに、長さ三十㌢の祭事用の針を次々と刺し、針への感謝と技術向上、家庭円満を祈願した。
同寺の針供養は、奈良時代の女帝、元明天皇が法綸寺を裁縫上達の祈願所とし、平安時代清和天皇が針を納めるお堂を建てたのが始まりと伝わり、毎年、仕事納めの歳末と二月に営まれている。
本堂の前に設けられた供養箱には、折れたり使わなくなった針が寄せられた。
法要では、雅楽に合わせて奈良時代の衣装を再現したいでたちの女性四人が織姫の舞を奉納した。
 
 左京区・岩倉幡枝の針神社でも使い古した針を納めて、針に感謝する供養祭が行われ、裁縫・手芸上達のお札が授与される。