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 ★本格的な冬の到来を告げる京の師走の行事「大根焚き」のトップを切って十二月三日、右京区鳴滝・三宝寺で始まった。
日蓮の命日が新暦の十二月初旬に当たることから、毎年十二月の第一土、日に行われている。(今年は三日・四日)

この日に御符とともに「中風封じ祈祷」をした煮込んだダイコンを食べれば罪や汚れを落とすとされ、宗祖御会式「厄落としの大根炊き」と親しまれている。
御会式は日蓮大聖人を偲び讃える報恩法要で、日蓮大聖人、日朗上人、日像上人の御真骨(日蓮宗宗宝)を御開帳し一年の罪汚れを落とす「厄落としの祈祷」が行われる法要です。
境内には無病息災を願って祈祷した約五〇〇本の大根を、大きな鍋でだし汁としょうゆで一昼夜嵯峨豆腐の揚げとともに煮込み、湯気が立ち上がる中までしみこんだ熱々のダイコンを味わいながら、訪れた参詣者は健康を祈願した。
大根焚きは共に振舞われる「ゆずご飯」とともに中風封じにも効果があるとされる
 
 ★関西で最も多くの初詣(正月三が日間、全国で四番目)に、例年三百万人の人が訪れると見込まれる伏見稲荷大社で、参拝客に授与する新春の縁起物「福かさね」を作る迎春準備が十二月三日から始まった。
境内の儀式殿で赤いはかま姿の神楽女たちや神職が、来年の干支の申を描いた絵馬や五穀豊穣を祈る稲穂などを組み合わせていき、長さ約六十㌢の破魔矢にあたる守矢、境内にあるお稲荷さんの神木のスギの葉を使った「しるしの杉」、稲穂、絵馬、短冊、の五つを重ね合わせた縁起物、「福かさね」を神楽女(かぐらめ)たちが一つずつ丁寧に仕上げて、セットにしていくと早くも迎春ムードが漂った。
福かさねは正月までに約二万組が用意され、大晦日から二月の初午の日(来年は二月七日 )まで一個二千五百円で授与される。
このほか、新春大札や「達成の鍵」、千本鳥居にちなんだお守り「願かけ鳥居」の授与もある。
市内禅宗各本山・臘八会(ろうはつえ)が始まった。
厳しい冬こそが禅修行の季節。釈迦が悟りを開いたという臘月(十二月八日)にあわせて、 禅宗の各僧堂で外部との接触を一切絶ち、七日間不眠不休の座禅修行が行われます。

八日の暁には臘八会法要をし、粥の中に甘酒、もち、焼栗などを入れて食べるそうです。
■場 所: 禅宗各本山
(妙心寺南禅寺建仁寺大徳寺東福寺相国寺天龍寺など)
■期 間: 十二月一日~八日(※毎年同じ日程です)
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