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真如堂:「十日十夜別時念仏会・結願法要」.jpg

 左京区岡崎・眞如堂の本堂で、「十日十夜別時念仏会結願法要」が十一月五日から十日間毎晩、八丁の鉦を鳴らし念仏を唱えてきた十日目の十五日、十夜連続で念仏を唱える「お十夜法要」が結願を迎え、お練り大法要が営まれた。

真如堂:「十日お十夜法要」結願迎えお練り 2012年.jpg

境内を彩るモミジに囲まれた参道を鉦の音が響くなか、ほら貝を吹く山伏に導かれ、稚児や僧侶がゆっくりと本堂の回廊を練り歩いた。
お十夜法要は約五百五十余年前から伝わる真如堂最大の行事。
「現世で十日十夜善いことをすれば仏の国で千年善いことをしことに勝る」という無量寿経を元に、阿弥陀如来の報恩に感謝する法要で、室町時代、世の無常を感じて真如堂にこもった武将・伊勢守平貞国が、僧のお告げで出世を思いとどまり、結果的には室町幕府の執権職を得たことに感謝してのお礼に,本尊の阿弥陀如来に十日十夜の念仏を唱えたのが始まりといわれる。
勅命で鎌倉の光明寺を通じて全国の浄土宗寺院に広まったといい、京都の浄土宗の寺院では、各寺でも独特の法要を営んでいる。

法住寺:「大護摩供・鬼法楽」2014年.jpg

 東山区三十三間堂の東に位置するあの忠臣蔵大石良雄も仇討ち成就の祈願を行ったという法住寺で毎年十一月十五日、「身代不動尊大祭(採灯大護摩供)」が行われる。
法住寺は後白河上皇の御所・法住寺殿の中心寺院として知られる。本尊の不動明王は、源義仲が法住寺殿を襲った際、身代わりとなって上皇を守ったと伝えられている。
「鬼法楽」は、本堂前に設けられた護摩壇の周りを、方除け厄除の不動でつえを持った天狗を先頭に赤・青・黒三匹の鬼が松明・剣・まさかりを持ち、護摩のまわりを踊り歩く儀式で、太鼓の音に合わせた鬼たちの迫力ある動きで、厄除祈願の大護摩供が炊きあげられます。護摩焚きでは約二万本の護摩木を燃やし、炎に向けて山伏たちが無病息災や家内安全を祈願した。稚児行列や笹酒やうどんの接待が振る舞われる。

白峯神社:「伴緒社祭」258.jpg

 上京区・白峯神社で十五日、伴緒社祭(お弓奉納神事)が行われ、武家作法にのっとった弓馬術礼法の小笠原流が厳かに奉納した。
同神宮内の伴緒社は、
保元の乱で敗れた源為義と弓の名手だった為朝の父子を祀る。毎年地元の人たちが奉納している。この日は、弓に儀式「三々九手挟式(さんさんくてばさみしき)」が行われた。直垂(ひたたれ)や水干姿の男女が整然と並び、二人一組で射手を務めた。約二〇メートル先の的に矢が見事に当たると、観客は拍手喝采。

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