"おいない"の京都最新情報

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空也堂・空也開山忌:「歓喜踊躍念仏」.jpg 

★中京区・堀川蛸薬師空也堂(極楽院)で十一月十三日に「空也開山忌」が営まれる。
天台宗開祖・空也上人を偲んで法要が営まれ、歓喜踊躍念仏と重要無形民俗文化財の芸能六斎念仏が奉納されます。
阿弥陀聖とも呼ばれた空也は平安中期、西光寺(後の六波羅蜜寺)で九七二年九月十一日に没しましたが、晩年修行のため空也堂から東国へ発つ際に、出寺の十一月十三日を忌日とするよう言い遺したと言われます。
午前中空也が悪疫退散に供した皇福茶(大福茶)の献茶式、午後から本堂で歓喜踊躍念仏(かんきゆやくねんぶつ)と六斎念仏焼香式が行われます。ゆかりの品々も床の間に展示されます。

清涼寺:「夕霧祭」

右京区・嵯峨釈迦堂(清涼寺)で十一月十三日、夕霧供養の「夕霧祭」が営まれる。今年は五十六四回目の供養。
音曲、舞踊、茶、花、和歌などあらゆる技芸に通じ、さらにその美貌で江戸の高尾、京の吉野と並び人気を集めた大阪の名妓・夕霧太夫
近松門左衛門の「夕霧七年忌」のモデルにもなったほどの名妓です。
島原の如月太夫を招いて本堂で法要を行い、その後太夫は禿(かむろ)を従え、墓地まで太夫道中し、花を供えてお参りをします。
また、霊宝館の秋季特別公開も開催されており、普段は非公開の国宝・阿弥陀三尊座像や本尊釈迦如来胎内納品などが公開されます。
阿弥陀如来座像は光源氏のモデルの源融(みなもとのとおる)の姿を映したとも言われ、境内には融の墓や『源氏物語』ゆかりの『恋の木』もあります。


清涼寺:「夕霧祭」097
 
嵐山もみじ祭 ロゴ

嵐山もみじ祭 09'

錦繍の秋、紅葉の季節を迎え嵐山の渡月橋上流一帯で毎年十一月の第二日曜(今年は十三日)、「嵐山もみじ祭」 が盛大に行われる。
今回で七〇回目を迎える秋の恒例行事。
嵐山のモミジの美しさをたたえ、この一帯を守護する嵐山蔵王権現に感謝する催し。
渡月橋上流の大堰川に浮かべた色とりどりの船上舞台で、嵐山にゆかりの深い多くの史跡や文化・芸能の優雅な絵巻模様を再現、紹介する
国の重要無形文化財である「嵯峨大念仏狂言」やこの地にゆかりの深い筝曲小督など多くの芸能を偲ぶ、さまざまな趣向を凝らした船約十隻が仕立てられ、大堰川を上下しながら妙技を演じる。
船上では午前と午後に雅楽に合わせてゆっくりと花を生けていく「いけばな船」や息のあった琴の音を響かせる「箏曲小督船」、管弦に合わせて舞い踊る「平安管弦船」で舞楽や舞踊の演奏、「狂言船」など趣向を凝らした船がなどが披露される。
------色とりどりの船は十数隻------
・鯉と亀を飾った神輿をのせた「松尾大社船」 
・元との貿易で造営費を捻出した「天龍寺船」 
・黒木の鳥居に小柴垣を船上のせた「野宮船」
狂言装束の「嵯峨釈迦堂船」
・菊の花で飾った「大覚寺船」
・古典的な曲を演奏する「筝曲小督(こごう)船」
・即興で今様歌をつくり歌い舞う「今様船」
・音楽に合わせて花を生ける「京楓流いけばな船」
舞楽と雅楽を演奏しながら舞う「平安管弦船」等々
--------河畔では--------
・島原太夫による道中や御点前披露
・嵯峨大念仏狂言の上演  等々。

嵐山もみじ祭 04'


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