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★朝夕の冷え込みが進み、北区の上賀茂地域では、地元伝統の京漬物「すぐき」の漬け込みが始まった。
農家は日が昇りきらないうちから、収穫したすぐき菜の皮をむき、漬け込みにいそしんでいる。
すぐき漬けは上賀茂神社の社家が発祥とされ、地元農家が受け継いでいる。酸味を持ちながら甘みもあるのが特徴という。
各農園では冬至頃から漬け込みを開始し、午前五時半ごろから作業に取り掛かった。水を浮かべた大きな樽に、根を切り皮をむいたすぐき菜を入れて塩を振り、木の棒を使いてこの原理でふたを押さえて荒漬けした。
一晩寝かせ、水洗いして一本ずつねじりながら樽に並べて塩漬けする。その後、温度を四十二、四三度に設定した室(むろ)で乳酸発酵させる