"おいない"の京都最新情報

【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

 
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左京区浄土寺・真正極楽寺真如堂)で十一月五日、「十日十夜別時念仏会」が始まる。
足利幕府の時代、足利義教公の執権職をしていた伊勢守貞経の弟、平貞国伊勢の守貞国が真如堂で三日三夜念仏を唱え出家を決意しました。

ところが、「あと三日待て」とのお告げがあり、思いとどまると家督相続の命が下ったのです。もし出家していたら家は絶えていたところ。
そのことに感謝し、さらに七日七夜念仏を唱えました。
十日十夜念仏を唱和すると極楽往生がかなうとされ、真如堂が十夜念仏の根本道場となったのです。
十日十夜鉦が打ちならされ念仏が唱和されます。
十一月五日から十五日にかけて修せられ、毎夜、肩衣を付けた鉦講員が直径三十㌢程の鉦を打ち阿弥陀仏を念じます。結願の十五日にはお練り法要もいとなまれ、年に一度の本尊阿弥陀仏が開帳され、ご本尊の間際まで近づいて参拝出来ます。
後に後土御門天皇の勅命により鎌倉光明寺でも行われ、全国の浄土宗寺院に広まりました

 
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 ★酒造りの神として知られる松尾大社
「上卯祭」は、毎年十一月、“上の卯の日”に執り行われる醸造安全祈願のお祭りです。
本殿裏手の「亀井の水」を酒に加えると酒が腐らないとの言い伝えから、醸造関係者の厚い信仰を集めています。
神事の後、茂山社中による狂言「福の神」が奉納されます。
神前には伏見の銘酒はじめ、全国各地から奉納された酒や醤油がズラリと並び、醸造の安全・商売繁盛が祈られます。

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