"おいない"の京都最新情報

【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

 
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 ★恒例の「市民大茶会」が二十二日、中京区の二条城清流園で始まった。朝晩の冷え込みでぐっと秋めいた庭園で、市民や観光客が一服を味わった。
茶道文化に広く親しんでもらおうと、茶道各流派の協力で市が毎年開く。初日は裏千家、十一月一日は表千家、三日は藪内家が担当し、それぞれ午前九時半から午後三時まで、有料で茶席を設ける。
着物姿の来場者らは、庭園内の「和楽庵」と「香雲亭」に特別に設けられた茶席で、うっすらと色づき始めた木々を眺めながら、和菓子と抹茶をゆっくりと堪能した。
 
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 ★昼間洛中を時代祭の行列が優雅に王朝絵巻を繰り広げながら練り歩いたその夜、鞍馬では勇壮な巨大な松明が夜空を焦がす「鞍馬の火祭」が由岐神社周辺で行われ、すさまじい熱気と興奮・炎と煙に、日頃静かな山里を熱く焦がし、秋の終わりを告げる伝統的な神事。
広隆寺の牛祭(※現在は中止)、今宮神社のやすらい祭とともに、京都三大奇祭の一つ。九百四十年、平安京の内裏にまつられていた祭神・由岐明神を鞍馬に迎えた際に、村人がかがり火で迎えた故事に由来しています。
山里が闇に包まれる頃、鞍馬街道沿いの家々にかがり火が灯ると、小松明を持った武者わらじ姿の子供たちが登場、続いて友禅の長襦袢をまとった締め込み姿の男性たちが長さ五㍍の大松明を担いで「サイレヤ」「サイリョウ」の掛け声とともに、赤々と燃える松明が火の粉を振りまきながら大きく揺れ、街道を練り歩く勇壮な祭。
鞍馬寺の石段上から黄金色の二基の神輿が下りてきて、下に集結した大小の松明が、大きな炎のうねりとなって祭りは最高潮に達する。
やがて松明は鞍馬寺仁王門前に勢揃い。石段奥の注連縄が切られると神輿を上下左右に揺らしながら、 若者達が長い石段を駆け下ります。
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