"おいない"の京都最新情報

【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

 
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              ★洛北・鞍馬寺源義経をしのぶ「義経祭」が毎年九月十五日に行われる。
平安時代末期の武将・源義経(幼名牛若丸)を偲ぶ法要。

義経が七歳の頃から約十年間を過ごした鞍馬山中には義経が天狗僧正坊に剣術を習ったと言われる僧正ヶ谷や、道場であった木の根道、牛若丸背比べ石などゆかりの地がある。法要の後、本殿前にて鞍馬流居合術の演舞が行われる。
義経の御魂は鞍馬山に戻って遮那王尊となり、護法魔王尊の脇侍として、奥の院義経堂に祀られている。
 
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 本能寺の変で知られる同寺で生きた川魚を本堂に供え供養法要を営んだ後、三条大橋 付近まで行き、鴨川に放流します。
生き物に感謝し、生き物の霊を弔う伝統の行事です。
 
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 左京区・赤山禅院で「へちま加持」
病よけにもいろいろありますが、これはぜんそく封じ。
「へちま加持」は、古くから毎年、仲秋名月の日に厳修されてきた天台の秘法です。
ヘチマの茎からとった水は古くから化粧水やぜんそくの薬として知られてきました。
 一日中祈祷を受ける人が絶えません。
赤山禅院は比叡山延暦寺の別院であり、赤山苦行の霊場
この日は千日回峰行を修めた大阿闍梨により、毎年中秋の名月に合わせて催されるという天台の秘法のヘチマ加持祈祷が奉修されます。 本堂にはヘチマが供えられ、参詣者には比叡山大阿闍梨が加持したヘチマ護符が授与され、御神酒、粗飯、へちま汁、抹茶の接待など盛りだくさんな行事です。
京都市内の有名社寺では、さまざまな観月の催しが開催される。
 
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 ★ 嵯峨大覚寺・大沢の池で「観月の夕べ」
平安時代初期に、嵯峨天皇は嵯峨野に離宮大覚寺)を造営し、中国の洞庭湖をモデルに「庭湖」と呼ばれる日本最古の人工池(大沢の池)のある庭園が造られた。
この大沢の池で毎年「中秋の名月」(今年は九月十五日)に合わせて、十五日~十七日の三日間、「観月の夕べ」が催される。
九世紀初め、嵯峨天皇はこの池に船を浮かべ、文人らと遊んだことが観月の始まりとされる。天皇は最上級の位のため見上げることをせず、水面に映る月を見て愛でたとも伝わる。
境内では提灯の明かりがともされ、琴や尺八などの演奏があり、境内の東に広がる大沢の池では、龍や鷁(中国の想像上の水鳥)の飾りを付けた竜頭船や鷁首船で、平安時代から観月の名所として知られる大沢の池を一周しながら、平安絵巻さながらに古都ならではの優雅なひとときが繰り広げられる。期関中は毎日、満月法会が行われ、池のほとりに設けられた祭壇に団子のほか、サツマイモ、サトイモ、枝豆が供えられ、月の仏である「月天」を招く。
大沢池は、奈良・猿沢池、大津・石山寺とともに日本三大名月観賞の地とされている。
●場所: 大覚寺五大堂、大沢池一帯
●二〇一六年九月十五日(木)~十七日(土)※雨天の場合中止あり
 
 
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 *「十五夜」は旧暦の八月十五日の満月の夜が一般的で、今年は九月十五日が「十五夜」で、この日の月は「中秋の名月」と呼ばれ、一年中で最も美しいとされている。
この時期に収穫する農作物を供え、その代表が里芋だったことから付いた別名は「芋名月ともいわれ、江戸時代には里芋を供えて食べていたようです。
今ではススキを添えての“月見だんご”です。
この日は陰暦の秋(七~九月)の丁度真ん中に当たり、「中秋」と呼ばれる。
ちなみに十五夜だからといって必ずしも満月というわけではない。 
お月見は中国から伝わった風習だが、十五夜(中秋)の後も、十六夜に始まり、立待月、居待月、寝待月とそれに続く呼び名がある。
 
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下鴨神社「名月管弦祭」
昭和三十八年から一般に公開されるようになりました。観月の会と併せて豊作祈願を雅楽で表現し奉納します。
また、十二の平安貴族舞、舞楽、管弦、琴の演奏なども奉納されます。茶席も設けられ、古式ゆかしい祭事を観覧しながら楽しめます。
●場所: 下鴨神社
●期日: 2016年9月15日(木) 
 ★八坂神社「観月祭」
 舞殿での祭典のほか、献詠等が奉納されます。
・献詠の披講:崇敬者から献詠された和歌八首を綾小路 流で。
・弥栄雅楽会弥栄雅楽会による管弦・舞楽
・生田流箏曲:秋の言の葉・秋の手事。
祇園太鼓など
●場所: 八坂神社舞殿
●期日: 2016年9月15日(木) 
 平野神社「名月祭」
神事のあと民謡、舞踊や雅楽の奉納が行われ、抹茶の接待もあります。
●場所: 平野神社
●期日:2016年9月15日(木)
 
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 上賀茂神社:「賀茂観月祭」
祭典後、未生流笹岡、笹岡隆甫家元による献花式や、観世流シテ方橋本忠樹氏の一調による舞囃子の奉納等があります。
参拝者の先着300名に亀屋良長から奉納の「月見団子」の整理券を配布します。
終了後には、増田徳兵衛商店奉納による「月の桂にごり酒」が全員に振舞われます。 
●場所: 上賀茂神社
●期日: 2016年9月15日(木) 
  
 
京都府立植物園「第二十四回名月観賞の夕べ」
夜の植物園を開放して、仲秋の名月を観賞します。会場である大芝生地では野外音楽会、天体望遠鏡による仲秋の名月観察会も。
竹灯火約2000本が道案内します。 
●場所: 京都府立植物園
●期日:2016年9月15日(木)
智積院「観月会」 
観月会では、智積院僧侶による声明と密教瞑想「月輪観(がちりんかん)」の体験指導、「お月見コンサート」が催されます。
秋の夜長、美しい音色を聞きながらのお月見などいかがでしょうか。
同時に夜間特別拝観・宸殿特別公開、月見だんごの販売も行われます。
●場所: 智積院講堂(東山区東大路七条下ル)
●期日: 2016年9月15日(木)
★吉田山荘「お月見コンサート」
吉田山荘は、昭和天皇の義理の弟、東伏見宮家の別邸でした。
日替わりでゲストを迎え、月見団子や秋草、里芋を供え、中秋の彩りを奏でる1ランク上の観月会です。
●場所: 料理旅館 吉田山荘(京都市左京区吉田下大路町 ) 
●期日: 2016年9月15日(木)~17日(土) 
 妙心寺塔頭退蔵院「観月茶会」と「観月の夕べと舞妓鑑賞」
恒例の観月のお茶会(団体向け)はお茶席のほか、お茶席・茶室「囲い席」を公開し、回遊式庭園「余香苑」などをライトアップします。
 「観月の夕べと舞妓鑑賞」では、退蔵院の茶席「大休庵」にて秋の味覚を取り入れた特別な精進料理を堪能し、食事の中程で舞妓による踊りを鑑賞します。 
●場所: 妙心寺塔頭退蔵院
●期日: 「観月茶会」:2016年9月15日(木)、17日(土)
松尾大社 観月祭
重森三玲ら三代による松風苑庭園(磐座の庭、曲水の庭、蓬莱の庭)のライトアップは、昼間とはまた違った景色を写しだします。
舞や和太鼓、国内外の様々なジャンルの音楽が奉納され、俳句大会や月見酒まん・たる酒の接待(先着500名)も行われます。
●場所: 松尾大社
●期日:2016年9月15日(木)