"おいない"の京都最新情報

 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

西京区・酒の神として信仰を集める松尾大社では,毎年九月第一日曜日(今年は四日)に[八朔祭]が催される。
八朔は旧暦八月一日のことで二百十日前後のこの頃、農作物特に稲作にはとても大事な季節。台風を控えて、風雨安穏,五穀豊穣、家内安全を祈願する祭礼で、境内一円に数千の提灯がともる。
イメージ 1
 三日の前夜祭には、群太鼓奉納や江州音頭盆踊り大会、献灯された子どもたちが描いた絵提灯に、明かりがともった。
四日の八朔祭を控え、盆踊りや夜店でにぎわう境内は、淡いだいだい色の光に包まれた。
子ども絵提灯は、地域の子どもたちが描いた絵を張り紙にし、拝殿横に二百基あまりがつり下げられた。花火や送り火など夏の行事のほか金魚やイヌ、ネコなど生き物を描いた作品が多く、家族連れらが風に揺れる絵提灯を見て回っていた。
三十九回目の今年は地域の園児や小学生が出品した。
松尾大社の中門を写実的に描いた絵や、手形をたくさん押した作品もあり、浴衣姿の子どもたちは自分や友達の絵を見つけては喜んでいた。
 
イメージ 2
☆京都で初の「女神輿」を担ぐ女性たち“やまぶき会”の約百五十人が,背中に山吹色の紋が入った揃いの法衣にねじり鉢巻きの粋な姿で,嵐山周辺を練り歩く。
松尾大社を出発し、阪急嵐山駅や櫟谷宗像神社、野宮神社で折り返す約四キロの行程を,重さ約四百五十キロのみこしを「ホイット、ホイット」と威勢のいい掛け声を上げ、渡月橋上流で船にみこしを乗せて川を渡す船渡御では、女性和太鼓サークルが勇壮な太鼓の音で応援、船は無事に対岸に着いた。このほか、上賀茂の神にお目にかけるための大八朔奉納相撲や万灯祭があり、嵯峨野六斎念仏踊りや上桂御霊太鼓が奉納される。
 
イメージ 3       イメージ 4