"おいない"の京都最新情報

【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

★ 松ヶ崎題目踊り
洛北松ヶ崎・涌泉寺で八月十五日~十六日に「松ヶ崎題目踊り」が繰り広げられる。
太鼓に合わせて身体を曲げたり伸ばしたり、団扇を上下に回転させたりして、内側に女性が右回り外側に男性が左回りしながら 「南無妙法蓮華経」の題目を繰り返し唱えつつ踊り進んでいきます。 題目踊は、鎌倉時代・徳治二年(一三〇七)に村人が多数天台宗から法華宗に改宗したのを、住職・実眼僧都が村民が法華宗に帰依した喜びのあまり法華題目を唱え、村人も一緒に喜び踊ったことに始まりとされ、「日本最古の盆踊り」とも称されている。 また実際には戦国時代布教のための方便として始められたとも言われる。

★花脊の松上げ
真夏の夜空に炎が舞う「花背の松上げ」が洛北・花脊八桝町の河川敷で八月十五日の夜に行われる夏の夜空の闇の中を勇壮に舞う松明の火で焦がす火祭り。
愛宕山への献火行事。 松上げは旧若狭街道沿いの集落に伝わる愛宕信仰に基づく火伏せの祭りで、洛北の山間部に伝わる伝統行事で、精霊を送り、火伏せや五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。 河原に立てられた小さな約千本の松明に点火、鉦や太鼓の音を合図に、灯篭木(とろぎ)と呼ぶヒノキの丸太(高さ約二十メートル)の最上部に付けられた巨大な竹のかさをめがけて周囲に立てられた千本余りのあげ松と呼ぶ小さな松明を投げ込み点火を競う。 放射線を描いた松明が、かさの中にはいるとかさは少しづつ大きな炎に。 最後にヒノキの柱が引き倒されて迫力満点、祭りは最高潮に達する。

その後、伊勢音頭を唄いながら春日神社へ参詣します。

※その他  二十四日 左京区・久多    久多松上げ・花笠踊り                                                 北 区・雲ヶ畑   雲ヶ畑松上げ                                                 北 区・広河原   広河原松上げ・盆踊「やっさこさい踊り」