"おいない"の京都最新情報

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 右京区鳴滝・三宝寺で土用の丑の日(今年は三十日)に行われる夏越行事「炮烙(ほうろく)灸祈祷」がある。
最も暑いこの時期に行う日蓮宗に伝わる独特の秘法で、頭痛など諸病を封じるといわれている。
住職が祈祷する中、呪文を書いた直径二十㌢の土製の焙烙を頭の上にのせ、もぐさをのせて僧侶にお灸をすえてもらう。
そして木剣で九字を切られると平癒するというもの。一年で最も暑いとされる土用の丑の日に行われる日蓮宗の祈祷で、暑気払い、中風封じに効くと言われていますが、今では、祈とうが頭の魔を封じることから、学力向上を願い受験の合格祈願に訪れる母子が増えているそうです。一九四二年から始めた。
毎年、全国から大勢の人が訪れる。
 
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左京区・妙雲院で「土用の丑」の三十日、頭にかぶせた直径二十㌢の素焼の皿「炮烙」の上でもぐさを燃やす「炮烙呪灸」が、早朝から信徒や市民が次々と訪れ、健康増進を願った。
住職が法華経を唱え、本堂が煙に包まれる中、頭上の熱さをグッとこらえていた。
お灸の熱で頭のツボを居激すると、夏バテや頭痛に効くといわれており、妙雲院は「耐熱修業」として、一九四三年から始めた。
住職の祈祷の後、一人一人の頭の上に健康祈願の呪文を記した炮烙を置き、もぐさに火を付けて、火が消えるまで、じっと暑さに耐えていた。