"おいない"の京都最新情報

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下京区仏光寺通新町西入るの菅大臣神社・(通称 管大臣天満宮)で五月七日・八日、平安初期の学問の神様・菅原道真を祭る例祭が営まれる
山吹姿の行者がほら貝を吹き鳴らしながらゆっくりと地域を練り歩き、道真公を偲んだ。
この神社は、道真公の誕生の地で、もと道真の邸や菅原廊下といわれた学問所跡に建てられたとされ、天満宮誕浴の井が保存されている。
毎年五月上旬に二日間、例祭を行っている。
七日は山伏のお練りの後、境内で護摩木が焚かれ、八日には拝殿にて茂山千五郎社中による狂言が奉納される。

   [京 の 季 節 の 花 だ よ り]    

★北区上賀茂神社の南・大田神社で、国の天然記念物「大田ノ沢のカキツバタ」が見ごろを迎え、水辺一面が紫色に彩る花々で染まってしまう。新緑の境内に紫の花が鮮やかに映えていた。
カキツバタは、鳥居近くの「大田ノ沢」(約二千平方メートル)に、約二万五千株が群生し、国の天然記念物に指定されている。平安時代歌人藤原俊成が紫一色に染まる様子をいちずな恋心に例えたこの地の花に託して和歌に詠むなど、古くから初夏の風物詩として親しまれてきた。
剣のような真っすぐの葉と、しなやかに垂れた花々のコントラストが、新緑の沢をすがすがしく彩っている
一株で三回花をさかせ、現在は「一番咲き」。見ごろを迎え、新緑の葉と紫色の可憐な気品に満ちた紫の花が水辺で咲き誇り、訪れる人たちを魅了している。
例年、見ごろは二十日前後まで続きそう。