"おいない"の京都最新情報

[今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 ★ツバキの名所として知られる左京区鹿ヶ谷・霊鑑寺では、四月十日まで春の特別公開が始まった。
臨済宗南禅寺派に属し、一六五四年、後水尾天皇が皇女を開基とし創建した。
二百点の皇室ゆかりの寺宝が残り、石組に特徴のある江戸中期の作庭手法を用いた庭園がある。
五十種類余りのツバキが色鮮やかに咲き誇る中、尼門跡寺院の静かな雰囲気を堪能できる。
明治維新まで代々門跡を務めた皇女や皇孫女が、ツバキを好み増やしてきたという。
境内では、創建されたころに植裁されたといわれ、花びらのように見える赤い雄べしが円形にまとまった、京都市の天然記念物「日光椿」をはじめ、「肥後椿」や「衣笠」などが満開で、赤や白、淡いピンクなど多彩な色の花が周辺の新緑に映えている。
例年なら四月中旬以降に開花する遅咲きの「黒椿」も早や濃いエンジ色の花を付けている。
しだれ桃や桜などの花と競演するかのように咲いているツバキもあり、庭園は鮮やかな色でうまって、枝から落ちる椿の音が聞こえるほどの静けさです。
表門、玄関、書院、本堂などの特別公開は四月七日まで。 拝観料 五百円。
 
    【京 の 季 節 の 花 だ よ り】
 
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★京の春、桜の季節から新緑にかけての観光名物。
琵琶湖疎水で明治時代に物資や旅客の輸送に活躍していた木造和舟の再現で運航する「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」が、咲き始めたサクラの下、琵琶湖疏水をゆらりと三月二十六日から五月八日まで毎日、琵琶湖疎水記念館前から動物園畔を夷川ダムまでの一.五㌔を往復、約三十分間の船旅を、船上で両岸に並ぶ約四百本のソメイヨシノを見上げ、ピンクに色づく三分咲きのサクラに見とれながら、当時の面影が残る疎水べりの景色をゆったりと楽しみながら、京の春の風情が満喫できます。午前九時半から午後四時半まで十五分ごとに約二十九便運航。
 
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 定員は一回につき十二人と二十四人乗りの舟が巡行する。(予約や時間指定は出来ず、当日乗船場で先着順に乗船券が発売される)。
大人(高校生以上)千円:小人(小・中学生)五百円
※この辺り一帯は、この時季桜花爛漫・春色満開と京都でも屈指のサクラの名所で、ソメイヨシノ約一千本が咲き誇り、疎水畔の散策では水路からも陸路からも壮観で、素晴らしい光景です。
 
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 ★舟の上から夜桜をめでる「岡崎桜回廊ライトアップ&十石舟めぐり」夜桜運航が左京区琵琶湖疏水で始まった。かすかに咲き始めた四〇〇本以上の桜が夜桜に浮かび上がり、場所によっては手が届く近さまでせり出して、情緒ある光景を楽しめる。
十石舟の夜桜運航は今年で五回目。
三月二十六日~四月十日の午後六時~八時半。
 
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 東山区の白川沿い(川端~花見小路)のサクラをラトアップし、路上に竹製の灯籠を置く祇園白川宵桜ライトアップが二十六日開幕する。
二十七回目となる今年は、二十六日午後二時から近くの花街の舞妓らが接待する「祇園東観亀神社茶会」も催される。
ライトアップは白川沿いのサクラ約四十本を照らす。縄手通(若松~新橋)や新橋通(縄手~東大路)などに灯籠約三百個を置き、午後六時から十時まで点火する。
茶会は、付近にある花街・祇園東を盛り立てようと行う。花街の中心部にある観亀神社で、芸舞妓らが抹茶を提供する。 ライトアップは四月六日まで。
 
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東山区清水寺の「春の夜間特別拝観」とライトアップが始まった。
つぼみをつけた桜の木や清水の舞台が、夜空に浮かぶように照らし出された、夜景と荘厳な寺院建築が幻想的なコントラストを描いた。
境内には約五百基の照明が設置されている。まだ梅の花が残っており、桜の開花は例年と同じ三月下旬の見通しという。ソメイヨシノヤマザクラが計約千本ある。
重厚な姿を見せる本堂や、鮮やかな色彩が施された子安塔(重文)や夜空に九輪を伸ばした三重塔(重文)には、山から伸びる青いサーチライトが彩りを添えている。
夜間特別拝観は三月二十六日~四月十日の午後六時半~九時半。
拝観料は大人四百円、小中学生二百円。        
一九九二年から続く恒例行事。清水寺によると、ソメイヨシノヤマザクラなど境内の約千本の桜は二十三日ごろから開花し始め、今月末から四月初めにかけて見頃を迎えそうだという。