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真言宗大覚寺派大本山大覚寺右京区)で、春季特別名宝展「近世大覚寺の名宝と密教彫刻」が開かれている。
桃山時代の絵師、狩野山楽が手がけたふすま絵「牡丹(ぼたん)図」(重要文化財)など、貴重な寺宝の数々が拝観者の目を引いている。 大覚寺が所蔵する重要文化財の障壁画二四〇面が二〇一六年度から十四年かけて修理されるため、代表的なふすま絵とともに、平安時代五大明王像(重文)や、近世の大覚寺の礎を築いた後水尾天皇らの墨跡を、境内の霊宝館に展示している。 牡丹図は、後水尾天皇に入内(じゅだい)した徳川秀忠の娘和子が使用した、宸(しん)殿の牡丹の間を飾る。大輪を咲かせたボタンの株と
庭石との対比が大胆に描かれ、女御御殿の気品が漂う。五月十六日まで。有料。