"おいない"の京都最新情報

 2018年 9 月 8 日    

 [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

 
 

高台寺観月のお茶会
初秋の週末は夜の高台寺へ。名刹でのお茶会でひときわ心に残る体験はいかがですか

ここ高台寺豊臣秀吉の菩提を弔うため北政所(ねね)が創建したといわれるお寺です。
秀吉は戦場での士気高揚のために、武将らによく茶を振る舞ったと言われています。
お茶会未経験者や、お一人様でも参加でき、服装も自由です。
■期 間:二〇一八年九月七日(金)~二十三(日)の金・土・日曜
■時 間: 所要時間:約二時間半  受付十七~十八時
■料 金: 六千円(拝観料込・点心・喫茶付)
 
 
★「花の天井」で知られる右京区高雄・梅ヶ畑の平岡八幡宮で九月八日、恒例秋の本殿天井画「花の天井」の特別拝観が始まった。
平岡八幡宮の本殿は、江戸末期の一八二六(文政九)年の再建で、神殿の天井板に描かれた鮮やかな四十四枚の花の絵も、文政十年の作。一辺約七十㌢の正方形の格子の中にモミジやキク、キキョウ、ボタンやブドウ、ハス、オミナエシなど異なる四十四種、四季折々の花や果実が極彩色に彩られた天井を心ゆくまで鑑賞できる。(毎年春と秋に公開)
花の天井のなぞ、しめ縄の秘密、正しい神社のお詣り方法、弘法大師足利義満の不思議な話、神社の楽しみ方などを神職が説明してくれる。拝観期間十二月二日まで。午前十時から午後四時まで。拝観料 八百円
 
 

"おいない"の京都最新情報

 2018年 9 月 5 日(水)
    [京 の 季 節 の 花 だ よ り]

 
 山科区北花山・大乗寺の境内で一日のうちに色を変えるスイフヨウ(酔芙蓉)が、見頃を迎えている。
参拝者らは八重咲きのかれんな花を楽しんでいた。

スイフヨウアオイ科で、背丈ほどに育った茎に直径十㌢~十五㌢前後の大輪の立派な白い花をつけ、朝の開花時には純白色で、昼頃から赤みを帯び始め、夕方にかけて全体がピンク色になった後しぼむ「一日花」。朝に白い花を咲かせ、夕方にピンクや紅に色を変える様子を、酒に酔った時の顔色の変化に例えてこの名が付いた。
大乗寺には約一五〇〇本がある。寺によると、スイフヨウは気温が高いほど色の変化が早く、例年より一週間以上早い開花が楽しめる。
見頃は九月末ごろまで。拝観無料。
 
 

"おいない"の京都最新情報

2018年 8月 31日(金)


    花街シリーズ
 
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 京都五花街の一つ、祇園東の秋の舞台公演「祇園をどり」(十一月~一〇日)のプログラム写真の撮影が三十一日、東山区祇園会館で行われた。衣装を身にまとった芸舞妓たちが本番の舞台に立ち、表情やしぐさを確かめながらカメラに向き合った。
六十一回目の演目は、全六景の「遊尽童翫物(あそびづくしわらべのかんぶつ)」。古典を題材に新年をことほぐ「春駒」で始まり、こま売りと女房の色模様を描く「喧嘩独楽(けんかごま)」、日本橋から京に上る東海道中の風景を素踊りであらわす「双六(すごろく)」、舞妓の踊りで伝統的な玩具を紹介する「あそびづくし」などが続き、恒例の総踊り「祇園東小唄」で幕を閉じる。
公演は芸舞妓十八人が出演する。
 
    2018年 9月1 日(土)

      [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 宇治市・宇治田原町湯屋谷の大滝大明神で酒を飲ませて酔わせたウナギを放ち、五穀豊穣の願いを込めて、雨を願う伝統神事「大滝祭」が九月一日営まれた。
神事は、かって日照りが続いた時、酒を飲ませたウナギを滝へ放流したところ、竜に変身し天に昇って雲を呼び雨を降らせた、という伝承にちなんで江戸時代から毎年営まれている。
滝の中腹にあるほこらの前で神職祝詞を上げ、玉櫛を奉納。その後、ウナギ三尾の口にそれぞれ酒を注ぎ入れ、順番に滝つぼへ酔わせ放流した。投げ放たれたウナギは身をくねらせて滝つぼへと落ち、集まった住民らは五穀豊穣を願い静かに見守っていた。
 
   2018年 9月 2日(日)

    【今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 西京区・酒の神として信仰を集める松尾大社では,毎年九月第一日曜日(今年は二日)に[八朔祭]が催される。
八朔は旧暦八月一日のことで二百十日前後のこの頃、農作物特に稲作にはとても大事な季節。台風を控えて、風雨安穏,五穀豊穣、家内安全を祈願する祭礼で、境内一円に数千の提灯がともる。
二日の前夜祭には、群太鼓奉納や江州音頭盆踊り大会、献灯された子どもたちが描いた絵提灯に、明かりがともった。
二日の八朔祭を控え、盆踊りや夜店でにぎわう境内は、淡いだいだい色の光に包まれた。
 
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 子ども絵提灯は、地域の子どもたちが描いた絵を張り紙にし、拝殿横に二百基あまりがつり下げられた。花火や送り火など夏の行事のほか金魚やイヌ、ネコなど生き物を描いた作品が多く、家族連れらが風に揺れる絵提灯を見て回っていた。
四十一回目の今年は地域の園児や小学生が出品した。
松尾大社の中門を写実的に描いた絵や、手形をたくさん押した作品もあり、浴衣姿の子どもたちは自分や友達の絵を見つけては喜んでいた。
 
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 ☆京都で初の「女神輿」を担ぐ女性たち”やまぶき会”の約百五十人が,背中に山吹色の紋が入った揃いの法衣にねじり鉢巻きの粋な姿で,嵐山周辺を練り歩く。
松尾大社を出発し、阪急嵐山駅や櫟谷宗像神社、野宮神社で折り返す約四㌔の行程を,重さ約四百五十㌔のみこしを「ホイット、ホイット」と威勢のいい掛け声を上げ、渡月橋上流で船にみこしを乗せて川を渡す船渡御では女性和太鼓サークルが勇壮な応援、船は無事に対岸に着いた。このほか、上賀茂の神にお目にかけるための大八朔奉納相撲や万灯祭があり、嵯峨野六斎念仏踊りや上桂御霊太鼓が奉納される。
 
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 上賀茂神社で九月二日、江戸初期から中期にかけて上賀茂一帯に流行した伝統ある踊り「紅葉音頭大踊り」が行われる。盆踊りの一種です。 京都市の無形民俗文化財に指定されています。
はやり歌や歌舞伎の台詞等を引用し、節を付けて伝承されてきました。
上賀茂神社の一の鳥居付近で紺絣の浴衣に三幅前掛け、頭にかんざし、姉さんかぶりのたすき姿で、赤鼻緒の草履をはき、音頭取りが歌う「紅葉のにしき」「近江八景」「草紙洗小町」など四条八景他数曲などの音頭に合わせて踊ります。
もとは御所の庭で踊られていたという由緒あるものですが、一般の参加も可能です。
音頭取りが歌う四条八景他数曲。※雨天時は上賀茂会館にて行われる。
 
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 煎茶道方円流(水口豊園家元)は二日、東山区高台寺豊臣秀吉と妻ねねを偲び二人の肖像画を掲げた方丈で、厳かに一煎を献じた。
秀吉らの遺徳をしのび、安寧を祈るため、毎年一回行っている。炭手前で涼炉(りょうろ)の火が整えられた後、小園家元嗣(いえもとし)が丁寧に一碗の煎茶をいれ、仏前に供えた。続いて、後藤典生執事長らが読経した。
式後、境内には拝服席や玉露席が設けられた。青森支部が担当した拝服席には、紅白のヒメリンゴなどが飾られ、約二〇〇人の列席者は、秋の便りを楽しみながら、すがすがしい茶を味わっていた。
 
 
 

 

 

"おいない"の京都最新情報

2018年 8月28日(火)


     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 ★日本三大祭りの一つ、祇園祭の前祭(さきまつり)で巡行する綾傘鉾(下京区綾小路通室町西入ル)が九月に米国オレゴン州ポートランド市で披露されることが、二十七日までに分かった。祇園祭の山や鉾の本体が海を渡って公開されるのは初めてで、現地の日本庭園で行われる京都文化の紹介イベントで展示される。長刀鉾の囃子(はやし)方も参加して、「コンチキチン」の音色とともに、京都の伝統的な祭り文化を海外で発信する。
ポートランドにある日本庭園は、ポートランド市と札幌市との姉妹都市提携記念事業で作られた。約二万二千平方メートルあり、日本の庭園文化の紹介とともに日米文化交流イベントを開いてきた。今年は「京都イヤー」と位置づけ、九月十五、十六日に長刀鉾祇園囃子を披露し、海外搬送に適したサイズの綾傘鉾を招待して十一月上旬まで本体を神面などとともに展示することになった。
綾傘鉾は五人が現地へ出向く。解体した傘鉾をすでに米国へ空輸済みで、ポートランド日本庭園で組み立てて展示する。約二十人の囃子方を送り込む長刀鉾は会場でお囃子を披露し、来場者に鉦(かね)や太鼓の演奏も体験してもらう。
長刀鉾による囃子の披露は二〇一四年に米国ボストンで行ったのに続き、海外では二回目。
    2018年 8月 31日(金)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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★南区・蔵王堂光福寺で三十一日、八朔祭法楽会に久世六斎念仏が奉納される。
六斎念仏は国の重要無形民族文化財で、その起源は平安時代にまでさかのぼります。
明治頃までは六斎を上演する組織として六斎組が市内各所にありましたが、現在はいくつかの保存会にかわり受け継がれています。
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"おいない"の京都最新情報

  2018年 8月28日(火)
     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

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★日本三大祭りの一つ、祇園祭の前祭(さきまつり)で巡行する綾傘鉾(下京区綾小路通室町西入ル)が九月に米国オレゴン州ポートランド市で披露されることが、二十七日までに分かった。祇園祭の山や鉾の本体が海を渡って公開されるのは初めてで、現地の日本庭園で行われる京都文化の紹介イベントで展示される。長刀鉾の囃子(はやし)方も参加して、「コンチキチン」の音色とともに、京都の伝統的な祭り文化を海外で発信する。
ポートランドにある日本庭園は、ポートランド市と札幌市との姉妹都市提携記念事業で作られた。約二万二千平方メートルあり、日本の庭園文化の紹介とともに日米文化交流イベントを開いてきた。今年は「京都イヤー」と位置づけ、九月十五、十六日に長刀鉾祇園囃子を披露し、海外搬送に適したサイズの綾傘鉾を招待して十一月上旬まで本体を神面などとともに展示することになった。
綾傘鉾は五人が現地へ出向く。解体した傘鉾をすでに米国へ空輸済みで、ポートランド日本庭園で組み立てて展示する。約二十人の囃子方を送り込む長刀鉾は会場でお囃子を披露し、来場者に鉦(かね)や太鼓の演奏も体験してもらう。
長刀鉾による囃子の披露は二〇一四年に米国ボストンで行ったのに続き、海外では二回目。
    2018年 8月 31日(金)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 ★南区・蔵王堂光福寺で三十一日、八朔祭法楽会に久世六斎念仏が奉納される。
六斎念仏は国の重要無形民族文化財で、その起源は平安時代にまでさかのぼります。
明治頃までは六斎を上演する組織として六斎組が市内各所にありましたが、現在はいくつかの保存会にかわり受け継がれています。
 
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"おいない"の京都最新情報

2018年 8 月 24 日(金)


  [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
 雲ヶ畑の松上げ
愛宕山への献火として行われる。加茂川の源流で知られる林業の集落・雲ヶ畑
山上に割り木を運び松明としそれを二つの文字にかたどり櫓にくくりつける。空中に浮かぶ火の文字は毎年異なり点火直前まで秘密。

この地の愛宕山山頂二箇所に松明が同時点火され、愛宕明神に火災予防と五穀豊穣を祈願します。
雲ヶ畑の高雲寺から「権兵衛」役の男性と見物客が、向かいの山に 「お~い」と合図すると点火が始まった。二集落で行われる「雲ヶ畑松上げ 」。中畑地区で点火を担うのは若中と呼ばれる十六~三十五歳の男性たち。やぐらが漢字に組まれるのが特徴だが、当日まで家族にも明かさないのが習わし。
 
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 ★広河原の松上げ
花脊・雲ヶ畑と同じく愛宕山への献火として行われる火祭りで、火災予防、豊作などが祈願される。

下之元町の灯籠木場(とろぎば)に約千五百本の松明が焚かれ、威勢のいい掛け声とともに小松明(放り上松)を投げ上げて、高さ約二十㍍の灯籠木の先の笠に点火する。
松上げの後、「やっさこさい」と「ヤッサ踊り」や「江州音頭」が奉納される。
 
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 左京区・久多に伝わる風流灯籠踊り「久多花笠踊り」が八月二十四日に行われる。
洛北とはいえ、京都市内から車で一時間半はかかる久多。しかしそれだけに古い伝統や行事が今でも残っており、毎年八月十四日に盆行事の施餓鬼を終えてから花宿と呼ばれる家で極めて精巧な花笠を制作する。
当日は、花宿の床に、志古淵社、上の宮社、大川社の軸を掲げて灯りを花笠灯籠に移し、太鼓や鐘に合わせて踊る五穀豊穰のお祭り。
三つの神社を巡りながら心静かに踊りを奉納する。
灯籠が点じられると、闇に静かに浮かびあがり、大変美しいものです。
 
   2018年 8月 25日(土)

        【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

吉祥院天満宮の「六斎念仏踊り
学問の神様・菅原道真を祀る天満宮は全国で一万以上数えられるが、この吉祥院天満宮は道真誕生の地で、境内には道真のへその緒を埋めたと伝えられる胞衣塚(えなずか)がある。少年時代をこの地で過ごしたが、やがて政争に巻き込まれて遠く大宰府に左遷され、死してのち天神となり、天神信仰は全国へと広がった。
八月二十五日の夏期大祭に奉納される六斎念仏は、平安時代空也が念仏を広めるために始めた踊り念仏が起源とされる。
その後、長唄、歌舞伎などを取り入れて現在の形となる。京都では祖先供養と結び付き、お盆前後に各所で行われる。
鉦や太鼓をたたいて踊る民俗芸能「六斎念仏踊り」は「発願」に始まり、締めくくりの「回向」まで、曲目が移りながら演じられます。国の重要無形民俗文化財に指定されている。
 
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下京区東本願寺真宗大谷派本山)の御影堂門が二十五日、ライトアップされた。高さ日本一を誇る巨大な門の威容が闇夜に浮かび上がり、多くの人が見入っていた。
東本願寺・御影堂門:「初のライトアップ」御影堂門は一九一一(明治四十四)年の建造で木造重層入り母屋造り。高さが二十七メートルある。二十六日に同寺や西本願寺、JR京都駅一帯で開かれる「下京・京都駅前サマーフェスタ2018」の前夜祭の一環として、大谷派が実施した。
夕日の明るさが残る午後六時半、LED照明が点灯すると、門が照らし出された。暗くなるにつれ夜空に門の輪郭がくっきりと浮かび上がり、取り付けられた金色の金具が輝きを見せた。
この日は、門東側の緑地帯にある建築家武田五一設計の噴水も青や緑色の光に照らされた。通りがかった国内外の観光客らが門と噴水の「共演」をカメラに収めていた。
 
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 ★歌道宗家冷泉家の年中行事「乞巧奠(きっこうてん)」が二十五日夜、上京区冷泉家住宅で行われた。庭にしつらえた祭壇「星の座」を前に、狩衣(かりぎぬ)や袿袴(けいこ)姿の男女が「七夕」の和歌を披講、王朝文化の風情を漂わせた。
牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)の二星に五色の布や糸、秋の七草などを供え、雅楽や和歌などを手向けて技芸上達を祈る星祭りの儀式。例年、旧暦の七夕に営むが、今年は八月十七日とお盆の直後だったため、一週間遅らせた。門人ら約一五〇人が集った。
夕闇が訪れると、風に揺れるほのかな灯台の明かりを頼りに、今年の兼題「七夕雲(しっせきのくも)」を詠んだ冷泉為人当主の和歌「星逢ひの今宵は雲の去りゆきて天川辺にたなはたの影」など9首がみやびやかに朗詠された。続いて、即興の「流れの座」では、天の川に見立てた白布をはさみ、五組の男女が歌を贈り合った。
 
   2018年 8 月 26 日(日)

     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 右京区京北・小塩町で八月二十六日夜、燃え上がる炎に火よけや五穀豊穣を祈る「小塩の上げ松」が愛宕神社に献灯するために行われる。
愛宕信仰の火祭り、上げ松は古くから京都の各地で行われている。
高さ約十五㍍のトロ木と呼ばれる柱の先端に付けられた「もじ」という直径二㍍の「大松明」の火受けに向かって、小さな松明を次々に投げ上げる「上げ松一番」の妙技を競います。やがて、スギの葉などで作ったもじに火が移り、火柱となって夏の夜空を松明の火の粉が弧を描き、祭りも最高潮に達する。
京都府登録無形民俗文化財の伝統行事。