"おいない"の京都最新情報
2018年 7月 3日(火)
[京 の 季 節 の 花 だ よ り]
2018年 7月 4日(水)
[ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
"おいない"の京都最新情報
2018年 7月 3日(火)
[ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
★祇園祭の前祭(さきまつり)巡行(十七7日)でしんがりを務める船鉾(新町通綾小路下ル)は三日、ご神体人形に関わる新旧の面の無事を確認する「神面改め」を行った。祇園祭船鉾保存会の理事長らが、無言で二つの面を掲げた。
神面はご神体人形の一つ神功皇后の面で、室町時代に制作された本面と、江戸時代の写し面がある。巡行時は写し面をご神体人形に付け、本面は保存会役員が持参し鉾に乗り込む。
午前十時、会所で八坂神社の神職を迎えて「吉符入り」が始まった。続いて、保存会の理事長が本面を、船鉾町町内会長が写し面を木箱から慎重に取り出した。二人は息がかからないよう口に懐紙をくわえ、新旧の面を約30秒間掲げた。面の無事を確認すると再び丁重に木箱に収めた。
神面はご神体人形の一つ神功皇后の面で、室町時代に制作された本面と、江戸時代の写し面がある。巡行時は写し面をご神体人形に付け、本面は保存会役員が持参し鉾に乗り込む。
午前十時、会所で八坂神社の神職を迎えて「吉符入り」が始まった。続いて、保存会の理事長が本面を、船鉾町町内会長が写し面を木箱から慎重に取り出した。二人は息がかからないよう口に懐紙をくわえ、新旧の面を約30秒間掲げた。面の無事を確認すると再び丁重に木箱に収めた。
"おいない"の京都最新情報
2018年 7月 1日(日)
【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
★城南宮・愛車の茅の輪くぐり
全国的にも珍しい、駐車場に設けられた直径五メートルにも及ぶ大きな茅の輪。神職が一台ずつお祓いします。
その後、交通安全を祈念しながら、自動車やバス・トラックに乗ったままくぐり抜けます。
全国的にも珍しい、駐車場に設けられた直径五メートルにも及ぶ大きな茅の輪。神職が一台ずつお祓いします。
その後、交通安全を祈念しながら、自動車やバス・トラックに乗ったままくぐり抜けます。
★夏の風物詩「宇治川の鵜飼」が一日、宇治市宇治の京都府立宇治公園で開幕した。伝統的な装束を身につけた鵜匠(うしょう)が巧みに鵜を操る姿が、揺れるかがり火に浮かび上がり、見る人たちを魅了した。
川開きの神事に続き、夕闇が迫る中、風折烏帽子(えぼし)に腰蓑(こしみの)姿の鵜匠、女性二人が舟に乗り込んだ。かがり火に照らされた川面へ勢い良く潜る鵜に二人が交代で「ホーウ、ホーウ」と声を掛け、六羽を操った。捕らえた魚を鵜匠が吐き出させると、乗合船や川岸で見ていた人たちから歓声が上がった。
今季の鵜飼は九月三十日まで。乗合船からの観覧は大人二千円、小学生千円。乗船は、八月末までは午後六時半、九月は午後六時。
宇治川の鵜飼は平安時代には行われており、途絶えたが一九二六年に再興後、続いている。四年前に人工ふ化に成功。育った鵜は「ウッティー」と呼ばれ、この日もおととし生まれた一羽がデビューした。ウッティーたちは人に慣れており、綱を付けずに川へ放して漁をする「放ち鵜飼」の訓練にも取り組んでいる。
川開きの神事に続き、夕闇が迫る中、風折烏帽子(えぼし)に腰蓑(こしみの)姿の鵜匠、女性二人が舟に乗り込んだ。かがり火に照らされた川面へ勢い良く潜る鵜に二人が交代で「ホーウ、ホーウ」と声を掛け、六羽を操った。捕らえた魚を鵜匠が吐き出させると、乗合船や川岸で見ていた人たちから歓声が上がった。
今季の鵜飼は九月三十日まで。乗合船からの観覧は大人二千円、小学生千円。乗船は、八月末までは午後六時半、九月は午後六時。
宇治川の鵜飼は平安時代には行われており、途絶えたが一九二六年に再興後、続いている。四年前に人工ふ化に成功。育った鵜は「ウッティー」と呼ばれ、この日もおととし生まれた一羽がデビューした。ウッティーたちは人に慣れており、綱を付けずに川へ放して漁をする「放ち鵜飼」の訓練にも取り組んでいる。
2018年 7月 2日(月)
[ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
★祇園祭の山鉾巡行の順番を決める「くじ取り式」が二日、京都市役所(中京区)の市会議場で行われた。前祭(さきまつり)(十七日)で長刀鉾に続く「山一番」は十三年ぶりに蟷螂(とうろう)山が引き当てた。
午前十時、議場に三十三の山鉾の代表者が黒紋付き姿で集まった。順番が固定されている山鉾を除く前祭十八基、後祭(あとまつり)六基の代表者が順次、くじを取っていった。
前祭で山一番を引いた蟷螂山保存会幹事は「一番を引けるよう八坂神社にお参りしてきた。人生で一番運を使いました」と笑顔を見せた。
後祭(二十四日)で「くじ取らず」の橋弁慶山、北観音山に続く山一番は五年ぶりに黒主山と決まった。くじ取り式は、巡行の先陣争いを防ぐため、一五〇〇(明応九)年から行われている。
午前十時、議場に三十三の山鉾の代表者が黒紋付き姿で集まった。順番が固定されている山鉾を除く前祭十八基、後祭(あとまつり)六基の代表者が順次、くじを取っていった。
前祭で山一番を引いた蟷螂山保存会幹事は「一番を引けるよう八坂神社にお参りしてきた。人生で一番運を使いました」と笑顔を見せた。
後祭(二十四日)で「くじ取らず」の橋弁慶山、北観音山に続く山一番は五年ぶりに黒主山と決まった。くじ取り式は、巡行の先陣争いを防ぐため、一五〇〇(明応九)年から行われている。
"おいない"の京都最新情報
2018年 7月 1 日(木)
十七日の前祭と二十四日の後祭の二日間にわたって市内中心部を進む。七月一日の各山鉾町で一ヶ月間にわたる祭の幕開けを告げる神事「吉符入り」で始まり、三十一日の「夏越祓」までに二十四の神事があり、その中でも祭り情緒たっぷりの宵山、華麗さと躍動感に魅了される山鉾巡行とさまざまな行事が夏絵巻のごとく繰り広げられていきます。
時代を超えた伝統の輝き、千余年の歴史を有し、日本の祭礼の原点と称せられる祇園祭は山鉾町の町衆たちの努力と熱意によって今日まで受け継がれてきました。
これも祇園祭という京都が世界に誇るべき文化を次代へとつなげていかなければなりません。
時代を超えた伝統の輝き、千余年の歴史を有し、日本の祭礼の原点と称せられる祇園祭は山鉾町の町衆たちの努力と熱意によって今日まで受け継がれてきました。
これも祇園祭という京都が世界に誇るべき文化を次代へとつなげていかなければなりません。
月 日 祭礼 ・ 儀式 ・ 行事 場所 ・ 会場
7月1日(土) 吉符入り 各山鉾町
長刀鉾町お千度(稚児社参) 長刀鉾町 ・ 八坂神社
7月2日(日) くじ取り式 京都市役所
山鉾町社参 八坂神社
吉符入り 各山鉾町
7月3日(月) 神面改め 船鉾町
吉符入り 各山鉾町
7月4日(火) 吉符入り 各山鉾町
7月5日(水) 長刀鉾稚児舞披露 長刀鉾町
吉符入り 各山鉾町
7月7日(金) 綾傘鉾稚児社参 八坂神社
7月8日(土) 清祓い 各山鉾町
7月10日(月) お迎え提灯 祇園万灯会
神輿洗式 四条大橋
前祭 山鉾建て 各山鉾町
清祓い 各山鉾町
7月11日(火) 前祭 山鉾建て 各山鉾町
7月12日(水) 前祭 曳き初め 各山鉾町
清祓い 各山鉾町
前祭 山鉾建て 各山鉾町
7月13日(木) 長刀鉾稚児社参 八坂神社
久世駒形稚児社参 八坂神社
清祓い 各山鉾町
前祭 山鉾建て 各山鉾町
前祭 曳き初め 各山鉾町
7月14日(金) 清祓い 各山鉾町
前祭 山鉾建て 各山鉾町
前祭 曳き初め 各山鉾町
7月15日(土) 斎竹(いみたけ)建て 高橋町
御手洗井戸開き 手洗水町
宵宮祭 八坂神社
清祓い 各山鉾町
7月16日(日) 大政所神剣拝戴 大政所町
献茶祭 八坂神社
鷺舞・田楽 八坂神社
日和神楽 各山鉾町
前祭 宵山 各山鉾町
7月17日(月祝) 前祭 山鉾巡行
神幸祭 八坂神社〜四条御旅所
7月18日(火) 後祭 山鉾建て 各山鉾町
7月19日(水) 後祭 山鉾建て 各山鉾町
7月20日(木) 後祭 山鉾曳き初め ・ 山舁き初め 各山鉾町
清祓い 各山鉾町
後祭 山鉾建て 各山鉾町
7月21日(金) 後祭 山鉾曳き初め ・ 山舁き初め 各山鉾町
後祭 山鉾建て 各山鉾町
清祓い 各山鉾町
7月22日(土) 清祓い 各山鉾町
7月23日(日) 煎茶献茶祭 八坂神社
護摩焚き 役行者町
あばれ観音 百足屋町
後祭 宵山 各山鉾町
7月24日(月) 後祭 山鉾巡行
花傘巡行 八坂神社~市役所前〜八坂神社
還幸祭 四条御旅所〜八坂神社
7月25日(火) 狂言奉納 八坂神社
7月28日(金) 神輿洗 四条大橋
7月29日(土) 神事済奉告祭 八坂神社
7月31日(月) 疫神社夏越祭 八坂神社
7月1日(土) 吉符入り 各山鉾町
長刀鉾町お千度(稚児社参) 長刀鉾町 ・ 八坂神社
7月2日(日) くじ取り式 京都市役所
山鉾町社参 八坂神社
吉符入り 各山鉾町
7月3日(月) 神面改め 船鉾町
吉符入り 各山鉾町
7月4日(火) 吉符入り 各山鉾町
7月5日(水) 長刀鉾稚児舞披露 長刀鉾町
吉符入り 各山鉾町
7月7日(金) 綾傘鉾稚児社参 八坂神社
7月8日(土) 清祓い 各山鉾町
7月10日(月) お迎え提灯 祇園万灯会
神輿洗式 四条大橋
前祭 山鉾建て 各山鉾町
清祓い 各山鉾町
7月11日(火) 前祭 山鉾建て 各山鉾町
7月12日(水) 前祭 曳き初め 各山鉾町
清祓い 各山鉾町
前祭 山鉾建て 各山鉾町
7月13日(木) 長刀鉾稚児社参 八坂神社
久世駒形稚児社参 八坂神社
清祓い 各山鉾町
前祭 山鉾建て 各山鉾町
前祭 曳き初め 各山鉾町
7月14日(金) 清祓い 各山鉾町
前祭 山鉾建て 各山鉾町
前祭 曳き初め 各山鉾町
7月15日(土) 斎竹(いみたけ)建て 高橋町
御手洗井戸開き 手洗水町
宵宮祭 八坂神社
清祓い 各山鉾町
7月16日(日) 大政所神剣拝戴 大政所町
献茶祭 八坂神社
鷺舞・田楽 八坂神社
日和神楽 各山鉾町
前祭 宵山 各山鉾町
7月17日(月祝) 前祭 山鉾巡行
神幸祭 八坂神社〜四条御旅所
7月18日(火) 後祭 山鉾建て 各山鉾町
7月19日(水) 後祭 山鉾建て 各山鉾町
7月20日(木) 後祭 山鉾曳き初め ・ 山舁き初め 各山鉾町
清祓い 各山鉾町
後祭 山鉾建て 各山鉾町
7月21日(金) 後祭 山鉾曳き初め ・ 山舁き初め 各山鉾町
後祭 山鉾建て 各山鉾町
清祓い 各山鉾町
7月22日(土) 清祓い 各山鉾町
7月23日(日) 煎茶献茶祭 八坂神社
護摩焚き 役行者町
あばれ観音 百足屋町
後祭 宵山 各山鉾町
7月24日(月) 後祭 山鉾巡行
花傘巡行 八坂神社~市役所前〜八坂神社
還幸祭 四条御旅所〜八坂神社
7月25日(火) 狂言奉納 八坂神社
7月28日(金) 神輿洗 四条大橋
7月29日(土) 神事済奉告祭 八坂神社
7月31日(月) 疫神社夏越祭 八坂神社
"おいない"の京都最新情報
2018年 6月 30日(土)
[ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
★祇園祭の神幸祭、還幸祭とゆかりの深い京都市南区の綾戸国中(あやとくなか)神社はこのほど、ご神体の馬の彫刻「駒形」をかたどった絵馬を制作した。
同神社の祭神は八坂神社の祭神と一体であるとされる。綾戸国中神社の氏子から選ばれる久世駒形稚児は、神幸祭と還幸祭で駒形を胸に馬にまたがって神輿を先導する。
特色あるご神体を広く知ってもらおうと同神社の宮司が考案した。宮司は「絵馬として納めるだけでなく、守り神として家に置いてほしい」と話す。初穂料千円。 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
同神社の祭神は八坂神社の祭神と一体であるとされる。綾戸国中神社の氏子から選ばれる久世駒形稚児は、神幸祭と還幸祭で駒形を胸に馬にまたがって神輿を先導する。
特色あるご神体を広く知ってもらおうと同神社の宮司が考案した。宮司は「絵馬として納めるだけでなく、守り神として家に置いてほしい」と話す。初穂料千円。 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
★京都では六月三十日に「水無月」という和菓子を食べる習慣がある。
このお菓子は、むかし貴重であった「氷」のかたちをなぞった物といわれています。
天然の氷雪を氷室に蓄え、六月三十日にその氷を宮中に献上していた。
一般には夏季に氷を得ることがかなわず、形を氷になぞらえて麦粉で作っていたが、徳川時代中期に至り小豆を混え三角に切り、現在の形となった。悪疫を防ぎ、災難をも除くためとし、広く洛の内外に用いられたもので、「みな月」は京都独特の名物である所以でもある。最近では三角を基幹として色んな形が出てきた。
このお菓子は、むかし貴重であった「氷」のかたちをなぞった物といわれています。
天然の氷雪を氷室に蓄え、六月三十日にその氷を宮中に献上していた。
一般には夏季に氷を得ることがかなわず、形を氷になぞらえて麦粉で作っていたが、徳川時代中期に至り小豆を混え三角に切り、現在の形となった。悪疫を防ぎ、災難をも除くためとし、広く洛の内外に用いられたもので、「みな月」は京都独特の名物である所以でもある。最近では三角を基幹として色んな形が出てきた。
★下京区・市比売(いちひめ)神社の「夏越の祓」の神事。
半年間の厄を清め、無病息災を願う。
紙人形を川に流し、厄をはらう「ひとがた流し」が三十日夜、下京区の高瀬川であった。氏子らが見守る中、ぼんぼりの柔らかな明かりで照らされた川面を「ひとがた」が彩った。
参拝者は、境内に設置された茅の輪をくぐり、名前と年齢を書いたひとがたにそっと息を吹きかけていた。高瀬川には、全国から納められた約五千枚の紙人形がまかれ、厳かな雰囲気に包まれていた。
半年間の厄を清め、無病息災を願う。
紙人形を川に流し、厄をはらう「ひとがた流し」が三十日夜、下京区の高瀬川であった。氏子らが見守る中、ぼんぼりの柔らかな明かりで照らされた川面を「ひとがた」が彩った。
参拝者は、境内に設置された茅の輪をくぐり、名前と年齢を書いたひとがたにそっと息を吹きかけていた。高瀬川には、全国から納められた約五千枚の紙人形がまかれ、厳かな雰囲気に包まれていた。
★半年間の厄と汚れをはらい、残り半年を無事に過ごせるようにと息災を祈る「夏越の祓い」(水無月祓)が六月三十日、京都市内の各神社で行われる。
主な神社としては、上賀茂神社・吉田神社・建勲神社・白峯神社・地主神社・貴船神社・城南宮・車折神社・梅宮神社・御香宮神社などでは、一年間の折り返しにあたるこの日、大きな「茅の輪」を社頭に飾り、その茅の輪をくぐると無病息災・悪厄退散になると伝えられ多彩な催しを行う。
神社に伝わる和歌を唱しながら茅の輪くぐりや城南宮では交通安全祈願のため、車を通り抜けさせる直径五㍍のジャンボ茅の輪を設置したり、境内の小川で人形流しや人形を浄火で焼くお焚き上げなど、又和菓子の「水無月」を無料でふるまう神社もある。
主な神社としては、上賀茂神社・吉田神社・建勲神社・白峯神社・地主神社・貴船神社・城南宮・車折神社・梅宮神社・御香宮神社などでは、一年間の折り返しにあたるこの日、大きな「茅の輪」を社頭に飾り、その茅の輪をくぐると無病息災・悪厄退散になると伝えられ多彩な催しを行う。
神社に伝わる和歌を唱しながら茅の輪くぐりや城南宮では交通安全祈願のため、車を通り抜けさせる直径五㍍のジャンボ茅の輪を設置したり、境内の小川で人形流しや人形を浄火で焼くお焚き上げなど、又和菓子の「水無月」を無料でふるまう神社もある。
"おいない"の京都最新情報
2018年 6月 30日(土)
[ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
★祇園祭の神幸祭、還幸祭とゆかりの深い京都市南区の綾戸国中(あやとくなか)神社はこのほど、ご神体の馬の彫刻「駒形」をかたどった絵馬を制作した。
同神社の祭神は八坂神社の祭神と一体であるとされる。綾戸国中神社の氏子から選ばれる久世駒形稚児は、神幸祭と還幸祭で駒形を胸に馬にまたがって神輿を先導する。
特色あるご神体を広く知ってもらおうと同神社の宮司が考案した。宮司は「絵馬として納めるだけでなく、守り神として家に置いてほしい」と話す。初穂料千円。 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
同神社の祭神は八坂神社の祭神と一体であるとされる。綾戸国中神社の氏子から選ばれる久世駒形稚児は、神幸祭と還幸祭で駒形を胸に馬にまたがって神輿を先導する。
特色あるご神体を広く知ってもらおうと同神社の宮司が考案した。宮司は「絵馬として納めるだけでなく、守り神として家に置いてほしい」と話す。初穂料千円。 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】
★京都では六月三十日に「水無月」という和菓子を食べる習慣がある。
このお菓子は、むかし貴重であった「氷」のかたちをなぞった物といわれています。
天然の氷雪を氷室に蓄え、六月三十日にその氷を宮中に献上していた。
一般には夏季に氷を得ることがかなわず、形を氷になぞらえて麦粉で作っていたが、徳川時代中期に至り小豆を混え三角に切り、現在の形となった。悪疫を防ぎ、災難をも除くためとし、広く洛の内外に用いられたもので、「みな月」は京都独特の名物である所以でもある。最近では三角を基幹として色んな形が出てきた。
このお菓子は、むかし貴重であった「氷」のかたちをなぞった物といわれています。
天然の氷雪を氷室に蓄え、六月三十日にその氷を宮中に献上していた。
一般には夏季に氷を得ることがかなわず、形を氷になぞらえて麦粉で作っていたが、徳川時代中期に至り小豆を混え三角に切り、現在の形となった。悪疫を防ぎ、災難をも除くためとし、広く洛の内外に用いられたもので、「みな月」は京都独特の名物である所以でもある。最近では三角を基幹として色んな形が出てきた。
★下京区・市比売(いちひめ)神社の「夏越の祓」の神事。
半年間の厄を清め、無病息災を願う。
紙人形を川に流し、厄をはらう「ひとがた流し」が三十日夜、下京区の高瀬川であった。氏子らが見守る中、ぼんぼりの柔らかな明かりで照らされた川面を「ひとがた」が彩った。
参拝者は、境内に設置された茅の輪をくぐり、名前と年齢を書いたひとがたにそっと息を吹きかけていた。高瀬川には、全国から納められた約五千枚の紙人形がまかれ、厳かな雰囲気に包まれていた。
半年間の厄を清め、無病息災を願う。
紙人形を川に流し、厄をはらう「ひとがた流し」が三十日夜、下京区の高瀬川であった。氏子らが見守る中、ぼんぼりの柔らかな明かりで照らされた川面を「ひとがた」が彩った。
参拝者は、境内に設置された茅の輪をくぐり、名前と年齢を書いたひとがたにそっと息を吹きかけていた。高瀬川には、全国から納められた約五千枚の紙人形がまかれ、厳かな雰囲気に包まれていた。
★半年間の厄と汚れをはらい、残り半年を無事に過ごせるようにと息災を祈る「夏越の祓い」(水無月祓)が六月三十日、京都市内の各神社で行われる。
主な神社としては、上賀茂神社・吉田神社・建勲神社・白峯神社・地主神社・貴船神社・城南宮・車折神社・梅宮神社・御香宮神社などでは、一年間の折り返しにあたるこの日、大きな「茅の輪」を社頭に飾り、その茅の輪をくぐると無病息災・悪厄退散になると伝えられ多彩な催しを行う。
神社に伝わる和歌を唱しながら茅の輪くぐりや城南宮では交通安全祈願のため、車を通り抜けさせる直径五㍍のジャンボ茅の輪を設置したり、境内の小川で人形流しや人形を浄火で焼くお焚き上げなど、又和菓子の「水無月」を無料でふるまう神社もある。
主な神社としては、上賀茂神社・吉田神社・建勲神社・白峯神社・地主神社・貴船神社・城南宮・車折神社・梅宮神社・御香宮神社などでは、一年間の折り返しにあたるこの日、大きな「茅の輪」を社頭に飾り、その茅の輪をくぐると無病息災・悪厄退散になると伝えられ多彩な催しを行う。
神社に伝わる和歌を唱しながら茅の輪くぐりや城南宮では交通安全祈願のため、車を通り抜けさせる直径五㍍のジャンボ茅の輪を設置したり、境内の小川で人形流しや人形を浄火で焼くお焚き上げなど、又和菓子の「水無月」を無料でふるまう神社もある。