"おいない"の京都最新情報

 [京 の 季 節 の 花 だ よ り]

真如堂:「菩提樹」見頃 2017年
 左京区真如堂(真正極楽寺)で、菩提樹の花が見頃を迎えている。小さな乳白色の花が鈴なりにぶら下がり、甘い香りを漂わせている。
仏教を開いた釈迦(しゃか)が菩提樹の下で悟りを開いたといわれ、仏教では聖なる木の一つとされる。インドの菩提樹とは種類が異なるが、中国や日本ではシナノキ科の高木を菩提樹と呼んでいる。
本堂正面の南側に植えられており、寺伝などによると、樹齢は二五〇年ほどとみられる。大きく張った枝のあちこちで乳白色の花を咲かせている。

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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】     

東山区真言宗智山派総本山・智積院で六月十五日、宗祖弘法大師空海の誕生日(六月十五日)と宗派の高野山中興の祖・覚鑁(かくばん)の誕生日(六月十七日)にちなんで祝う法要で、青葉の美しい時期に催されることから「青葉まつり」と呼ばれている。
毎年智積院では、この誕生を祝う法要「青葉まつり」を行っております。
弘法大師は、中国に渡り日本に密教を伝え、高野山を開いた方です。真言宗の宗祖であると同様に、さまざまな業績を残され全国各地で尊崇されています。 興教大師は、弘法大師の教えを復興したことから、真言宗の中興の祖といわれる方です。 弘法大師のご生誕は宝亀五年(七七四年)六月十五日、興教大師のご生誕は嘉保二年(一〇九五年)六月十七日です。
金堂での慶祝法要に続き、全国各地から集まった山伏約五十人による柴灯大護摩供は、ほら貝が鳴り響く中、点火した護摩壇に無病息災などの願いが込められた護摩木が投入され、炎と煙が立ち上がる前庭で行われた。
同時に国宝の障壁画(長谷川等伯筆)や華道展も開かれます。皐月やツツジが見事な桃山時代の緑がまぶしい名勝の庭園、及び収蔵庫の障壁画の無料公開もあります。

                      【京 の 季 節 の 花 だ よ り】
 

右京区花園の妙心寺塔頭・東林院で十五日から、恒例の「沙羅の花を愛でる会」が始まった。
梅雨空の下のしっとりとした方丈前庭の緑深いコケ一面に、地に咲くかのように上を向いて散った無数の白い花が鮮やかに浮かび上がり、境内に落ち着いた雰囲気を醸し出し、その風情を堪能できる。
庭には高さ十五㍍の樹齢三百年以上のナツツバキ(沙羅)の老木が十一本植えられており、梅雨の時期に白い花が開くが、朝に咲き、夕方には散る、一日限りで散るはかなさや、幹が根元から二股に分かれていることなどから、仏教の聖木「沙羅双樹」になぞらえて親しまれ、「平家物語」の一節「沙羅双樹」をしのばせる。 毎年開花の時期に合わせて公開している。初日には花供養が行われる。
沙羅の花は雨上がりか雨降りの日、または午前中に愛でると、青苔と白い花の風情があり素晴らしく、苔の上に散り敷く様を心ゆくまでお楽しめる。今年の開花はやや遅く、見頃は二十日前後。
三十日まで。午前九時半から午後四時。 有料 一五八〇円(抹茶付き)

アジサイの宮として知られる伏見区・藤森神社の「紫陽花苑」で、「あじさい祭り」が六月一日から約一ヶ月間、七月上旬まで一般公開されている
境内の約1/4を占める紫陽花園は、約五千平方㍍の敷地の境内の二カ所に約四十種類を植え、約三千五百株のアジサイが咲き誇り、幻想的な雰囲気を醸し出している。今年は中旬過ぎより見ごろを迎える。
青や紫、ピンクなど色とりどりの鮮やかな花が、小道を歩いて楽しめるようにしてあり、毎年この時期に開園して参拝者の目を楽しませてくれる。
期間中、六月十五日には本殿で「紫陽花祭」が催され、境内で今年の紫陽花の花を神前に供える。
十七日には、献茶、神楽、蹴鞠の奉納、和太鼓演奏の祭事が行われる。
午前九時~午後四時、 入苑料 三百円
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 [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

京都五花街の芸舞妓が競演する合同公演「第二十四回都の賑い」の本番に向けて、合同の初稽古が、東山区の宮川町歌舞練場で開かれた。
今年の公演は、これまで会場だった南座祇園甲部歌舞練場が休館中で、左京区・京都造形芸術大の劇場「春秋座」で開かれる。
共演する舞妓たちは、人気演目の所作を入念に確かめていた。二十人の舞妓が花街ごとの振り付けで、舞台での動きと流れを確認した。
稽古には、公演の終盤を彩る合同演目「舞妓の賑い」に出演する五花街から選ばれた舞妓が四人ずつ参加した。舞妓たちは「祇園小唄」に合わせて各流派の振り付けで優雅に舞い、それぞれの師匠から所作や動きの指導を受けていた。
合同公演は二十四、二十五日の午前十一時と午後二時半から開催する。

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 [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

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 八橋検校の功績を偲ぶ
左京区鹿ケ谷・法然院江戸時代初期に活躍した筝曲の始祖、八橋検校の三百三十三回忌法要が、命日にあたる六月十二日に左京区法然院では聖護院八ッ橋総本店が一九四九年から毎年、法要を営んでいる。.

「八橋忌」と検校の墓がある菩提寺金戒光明寺塔頭・常光院(通称・八橋寺)では井筒八ッ橋本舗の「八橋祭」の法要がそれぞれ営まれた。
検校は江戸時代初期の筝曲家で目が不自由だったが、筝曲を習って自ら八橋流を創始し、名曲「六段の調べ」を作るなど近世筝曲の祖ともいわれている。
法然院の八橋忌は、聖護院八ツ橋総本店が「八橋検校三百三十三回忌」を開いた。検校の肖像画の前で貫主の読経や焼香の後、琴や尺八の演奏、祇園甲部の舞妓による京舞が奉納され、近世筝曲の祖に思いをはせた。
検校の墓がある金戒光明寺参道(聖護院通り)で、現在の京土産の代表でもある「八つ橋」は、検校の墓参りに訪れる弟子らに、八橋検校を偲び琴の形をした菓子を作ったのが始りとされる。

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     【京 の 季 節 の 花 だ よ り】       
 
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東山区建仁寺塔頭・両足院は、六月十日から庭園を特別公開する。
白砂と苔に青松が美しい唐門前庭、枯山水庭園の方丈前庭、京都府指定名勝庭園の池泉廻遊式庭園からなる書院前庭の池の周りに植えられている約一千株の「半夏生」(ハンゲショウ)が葉の一部が化粧したように白く変色し、見ごろを迎えている。
純白に変わった葉が花のように、庭池の周りを彩っている。ハンゲショウドクダミ科の植物。名前の由来は葉の表面が化粧をしたように見えるからとも、夏至から数えて十一日目にあたる「半夏生」(今年は七月二日)の頃に花を咲かせるためともいわれる
ハンゲショウドクダミ科の多年草。名前は、七十二候の一つの夏至から十一日目の「半夏生」に花を咲かせるからとも、葉の表面がけが白く変化し「半化粧」するからともいわれる。
※ 寺宝展「朝鮮通信使の足跡」も同時開催され、龍山徳見禅師による開創の建仁寺の塔頭寺院で、通常は予約をしないと拝観できない。茶室「水月亭」の特別拝観もあります。
拝 観 午前十時~午後五時まで。  七月六日まで。
 
     [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
 
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 祇園祭長刀鉾が今年の稚児を町内に迎え入れる「結納の儀」が十日、中京区二条通烏丸東入ルのギャラリーで行われた。
稚児と禿の父親らが、役目を引き受ける決意を保存会の役員に伝えた。
ギャラリーには「祇園牛頭(ごず)天皇」と書かれた軸が掛けられた。八坂神社の神職によるおはらいの後、羽織はかま姿の保存会役員と稚児の両親らが向かい合った。
保存会の西村利男代表理事が「幾久しくお受け取りください」と結納の品を差し出した。稚児の父は「大役を務められるよう精進する覚悟です。一段のご支援、ご指導をよろしくお願いします」と返礼した。 
結納の儀は例年、稚児宅で行われるが、今年は林さんが経営する航空機部品製造会社のギャラリーに祭壇を設置し行われた。
  [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]
 
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 左京区下鴨神社で六月十日、ホタルと共にお茶や雅楽、舞を楽しむ「蛍火の茶会」が開かれ、訪れた約八〇〇人の人たちは初夏の夕涼みを楽しみながら、風情あふれる優雅なひとときを過ごした。
下鴨神社内の糺ノ森を流れる小川に四〇〇匹ものホタルが放たれます。
毎年六月の初旬に「蛍火の茶会」と「糺の森納涼市」が開催されます。今年で二十七回目。
「蛍火の茶会」は、糺の森財団(千玄室理事長)が明治時代に御手洗川で催されていたという納涼茶席を再興し、一九九一年から毎年催しています。
境内にある橋殿御所と細殿御所で、立礼と座礼の茶席が設けられ、螢と笹の入った虫籠を置き、季節の草花を飾ったしつらえで迎えます。
糺の森を流れる川に蘇った蛍を楽しんでもらおうと、境内の蛍約四〇〇匹を大籠に集め、辺りが暗くなった頃、御手洗川に一斉に蛍が放されます。
参道の「納涼市」では和菓子や漬け物、そば等の五老舗が出店し、神職による雅楽の演奏や十二単衣の舞い等多彩な催しが開かれます。歌川広重の浮世絵「糺川原夕立」には、当時の様子が描かれています。
なお、「蛍火の茶会」のみ申し込みが必要です。
 

 

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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】

伏見稲荷大社:「田植祭」 06’
 伏見稲荷大社では毎年六月十日、五穀豊穣を祈る神事「田植祭」が行われる。
ご神前に日々供饌されるご料米の稲苗を神田へ植えるお祭で、農耕神事の一つで、一九三〇年ごろに始まったとされる。
四月の水口播種祭で種おろしされ、成長した早苗を神田に植え、豊かな稔りを祈願する祭典。
境内の北東にある広さ五㌃の神田で田植神事を営み、お祓いして田んぼを清めた後、平安時代の装束・汗衫(かざみ)を着けた神楽女四人による王朝をしのばせる典雅な「御田舞」が奉納される中、すげがさにあかねだすき、はかま姿の早乙女ら二十五人が、雅楽が奏でられるなかゆっくりと早苗を昔ながらの田植を披露する。十月二十五日の抜穂祭には、約三俵(約百八十㌔)の収穫を見込んでおり、朝夕に神前に供えられる 。


伏見稲荷大社:「抜穂祭」04'

          【京 の 季 節 の 花 だ よ り】   

三室戸寺:「ライトアップされ、浮かび上がったアジサイ」2017年
 ★「花の寺」で知られる宇治・三室戸寺アジサイ庭園のライトアップが始まり、みずみずしい青や紫の花が闇夜に浮かび上がった。
同寺は一九八九年に庭園を設け、約七千平方㍍の広さにアジサイが約五〇種類、約一万株ある。ライトアップは一九九六年に始めた。今月中旬に見ごろを迎える。 ライトアップは一〇日~二十五日の土、日の午後七時~九時まで。 
 
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     [今日の情報・歳時記・催し・話題・出来事]

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★梅の名所として知られる上京区北野天満宮で九日、梅の実の採取が始まった。梅雨の合間に広がった青空の下、白衣に緋袴(ひばかま)姿の巫女たちが赤く色づきはじめた実を収穫していった。
境内には五十種約一五〇〇本の梅がある。梅の実は塩漬けや梅雨明け後の土用干しを経て、年末に正月の縁起物「大福梅」として十二月十三日から参拝者に授与される。
三光門(重要文化財)前ではピンポン球ほどの大きさの実を巫女たちが次々ともいでいった。境内には参拝者らが鳴らす鈴の音ととともに、収穫した実をバケツに入れるコトコトという小気味よい音が響いた。
天満宮によると作業は一週間続き、例年並みの二トン余りが収穫できる見通し。白湯に入れて年始めに飲むと一年を無病息災の御利益があり、長寿幸福を得て健康に過ごせるといわれている。

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